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私だけの王子様

第3章 記憶


『んんっ・・・』

藤「あ、起きた。おはよ。」

『!!!!?///////』



朝、目が覚めると目の前に藤ヶ谷さんの顔があった。
焦る私とは反対で、いたって冷静に私に微笑みかける藤ヶ谷さん。
状況から考えて寝顔を見られたに違いないと思って、見る見るうちに顔が熱くなるのがわかった。


『ふ、藤ヶ谷さんっ////////わ、私、ぜったい間抜けな顔で寝てましたよね・・・?』

藤「そんなことないよ?寝顔もかわいかったよ?」
藤「っていうか、昨日はガヤさんて呼んでたのに今日は藤ヶ谷さんかぁー。寂しいな」

北「あ、ガヤさんがえみちゃん誘惑しようとしてるぅ」

『えっ!あ・・・ていうか今何時・・・』

北「9時。朝の」

『えっ!?あっ、あの、渉くんは・・・?』

藤「渉は今日は朝から仕事。俺らももうちょいしたら出るけどねー」

『あ、じゃぁ私も』

藤「そんな急いで帰らなくていいんじゃない?あいつ夕方には帰ってくると思うよ?」

『いやいやいや、人様の家でそんな勝手なことはっ』

藤「ははっ、別にいいと思うけどなぁ。じゃぁ北山、合鍵えみちゃんに渡しておきなよ」

北「えみちゃん、俺の家の鍵あげよっか?」

『えっ!??』

藤「はいはい、いいから渡せって」

北「はぁー、もう仕方ないなぁー」

藤「俺らもう出るけど、えみちゃんは支度が終わったら出な?合鍵は今度渉と会ったときにでも返せばいいだろうから」

『あ、はい。すみません。ありがとうございます』


ーっていうか、私また寝落ちだ・・・渉くんも呆れちゃうだろうなー



北「じゃぁな、えみ。行ってくるぜ」

藤「なに?彼氏にでもなったつもり?」

北「うん」

藤「そんなドヤ顔で言うなよ・・・w」

『ふふっ。2人とも気をつけて行ってらっしゃい』

藤「行ってくるよ、えみ」

北「ね、ほら。こんな新妻みたいに言われたらキュンときちゃうじゃん!ガヤさんだって彼氏気取りじゃんw」

藤「うん、これ悪くないねw」

北「じゃぁねーえみちゃん!またすぐ会いに来るからねー!!」
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