第3章 「大親友トト子」
『よぉーっし!今日からビシバシやっていくよーっ!』
お)「ほーい」
カ)「フッ…カラ松ガールのためなら…」
チ)「は、はいっ!」
一)「………」
十)「おもしろそうっーー!はやくはやく!やるーっ!」
ト)「もぅー…十四松兄さん!!ひなたちゃん、いろいろ教え
てね❤」
『うん!』
今更だけど、敬語むずいなー…
でも、なんか…楽しい…?気がする。
男って悪いやつばかりじゃないし(多分。)
よし、がんばるか!
『じゃあまず、私がやるのを見といてね!』
チリンチリーン
うわっ!ナイスタイミングでお客さんがやってきた!
『はぁーい、今行きまーす』
カウンターまで行くと、そのお客さんは私の大親友、トト子
ちゃんだった。
『わぁ!トト子ちゃんじゃん!』
トト)「えっへへー来ちゃった!」
『久しぶりー!…っていっても二日ぶりだねーw』
トト)「うん!今日は、買いに来た!」
トト子ちゃんが店内を見回して…おそ松たちのいるところで視
線が止まった。
『?』
あ、そうか。トト子ちゃんには言ってなかったっけ?
『あ、この人たちは…』
トト)「…二コッ」
六)「ニコッ」
へ?何、これ。
いったい何がおきてるの!?
『あ、あの…ト…ト子ちゃん…?』
トト子ちゃんはおそ松たちをじぃーっと見つめていたかと思
うと…いきなりこっちを向いた。
『うわっ!』
トト)「…どぉしたの?」
『いや、どうかした?』
トト)「ん…何でもない。」
『そっか。ならいいや…』
気のせい…だったのかなぁ?まぁいいや。
トト)「それよりっ!いつもの、ある?」
『うん!もちろんあるよ!』
トト)「やったぁ!じゃ、それいっこ!」
『いいよーちょっと待っててー!』
いつものあれ、とは私が考案した女子力アゲアゲセット。
中身はピーチグミ、チョコレート、プチラムネ、イチゴキャ
ンディ、そして飲み物のラムネが入っている。
我ながらネーミングセンス悪いけど、女子の視点でつくった
ので、女性客には人気がある。
今うちでかき氷と飲むほうのラムネの次に人気の商品だ。
『はい、トト子ちゃん!』
トト)「ありがとーひなたちゃん!」
『うんいいよー二百円ね、まいどありー』
トト)「はい。じゃあ、まったねー!」