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ワンナイショータイ

第1章 金髪の彼


「ぁっ、ライトっ私っっ」

「イクの?」

「イ……きそ」

そう答えた直後、ライトは少し身体を起こしてスピードをあげてきた。

「ぁっっ!ダメっっ!やだぁぁ」

なりふり構わず喘いで、背中を反らした私に、

「っ、俺もダメそ……」

ライトも身体を強ばらせて覆い被さってくる。

そして、私をやさしく抱き締めて、唇に柔らかくキスをしてくれた。

「茜かわいい」

「なんなの、もう……」

私セックスでこんなに乱れたの初めてだ。

やっぱりお酒呑み過ぎたかな?

というか元々ライトと出逢うなんてプランにはなかったし、まさかこんな展開になるとも思ってなかった。

ワンナイトな関係なのに、意外と男らしく私への愛撫に力を注いでくれ、更に避妊までしてくれるなんて、一体どうなってるんだろう。

酔ってイッて更に回らなくなった頭でぼんやり考えていると、

「茜もいっかいスる?」

「え??」

「俺もっかい茜とシたい」

並んでベッドに寝そべっている私の後頭部を撫でながら聞いてくる。

こんな気持ちよくしてもらって、こんなイケメンとセックスすることなんてこの先あるかどうかわからないし、出し惜しみしても仕方ない。

それに明日は休みだから構わないだろう。

「……私も、シたい」

「最高!」

私の返事にパッと表情を明るくしたライトは、もう一度深いキスをくれた。

「あ、でもゴムねーや」

「私持ってる」

起き上がってベッド脇のチェストを開け、コンドームの箱を探していると、後ろからライトが抱きついてきて、

「みっけ」

私より先にその箱を掴み中身を引っ張り出す。

そして、

「このままここでシよ?」

腰を引き寄せ、チェストにしがみついている私のなかに挿ってきた。

「ぁっっ」

「いい声」

後ろから胸とクリトリスを弄られながらの行為。

時折ライトの唇が背中をなぞる。

もう一度お互いがイクまで高めあって、消耗した私たちは余計なことを話すこともなくそのままベッドで眠りについた。

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