第6章 続。今日からお前は…(カラ松
〇〇〇…俺たちは結ばれる運命なんだ…
盗撮写真をオカズにして一ヶ月がたった。
最近はお互いを名前で呼ぶようになった。
普通に仲がいい友達になれた気がする。
まぁ、俺はそんなんじゃ物足りない訳だが。
朝学校について、机でぐったり寝ている〇〇〇に声をかける。
「〇〇〇、昨日もバイトか?毎日大変だな。」
「そうだよ。昨日の客が結構タチ悪くてずっとうざ絡みして大変だったんだよね。マジ死ねばいいのに。」
くそーっと言いつつ顔だけこちらに向けておはよ。と投げかけた。
「おはよう。頑張ってる〇〇〇は偉いな。きっともう大丈夫だろう。」
身を乗り出していい子いい子と頭を撫でる。
すでにバイト先を知っているのは内緒で、昨日の客も路地裏に引きずり込んでボコボコにしておいたからもう来ないだろう。
俺の〇〇〇に手を出そうなんて命知らずにも程がある。
朝礼が始まり、授業に移る頃には〇〇〇はもう夢の中へ旅立っていた。
よっぽど疲れていたのだろう。
学校が終わって17時から24時まで彼女は働いている。学生で深夜までは明らかに違法だが、きっと家庭関係で何かあり、お金が必要なのであろう。
昼休みになり、そっと〇〇〇の頭に手をかける。
撫で撫で。
驚いたことに起きない。
撫で撫で。
可愛いな。このまま時間が止まればいいのに。
そう思った矢先に外部者から邪魔が入った。
「カラ松君最近⚫︎⚫︎さんと仲良いの?やめときなよ。なんか援交とかしてるらしいよその子。そんな子置いといて私達とごはんたべない?」
くすくすと笑う数人の女ども。
は?援交?そんな子?意味がわからない。
俺の〇〇〇を悪く言う奴は敵だ。
「すまないが他をあたってくれ、お前らみたいな奴はキライなんだ。」
ニコリと返せばクラスの空気が止まる。
そしてざわざわし、女どもの一人は泣き出した。