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短編松

第5章 今日からお前は…(カラ松)


今日からお前は




俺の名前は松野カラ松、六つ子の次男だ。4人の弟がいる俺は基本的に弟にあまい。

俺に対する弟の扱いが悪くても我慢している。

でも俺には我慢できない事がある。

入学してからずっと気になっている同じクラスの⚫︎⚫︎〇〇〇をどうしても手に入れたいという欲求だ。

彼女はいつも気だるげでのんびりしている。女同士つるむ事もなければどちらかと言えば男友達が多いように感じる。

そのせいで女に嫌われているのかもしれないが、気にしてもいないようで、男友達がクラスに尋ねて来ると普通に話をしている。

見た目は可愛い美人という感じでぶりっ子をしているわけでもなければ、言葉遣いは悪いほうだ。男っぽいと感じる話し方をする。

今まであった事のないタイプでそんな⚫︎⚫︎に惹かれたのかもしれない。

今回の席替えで隣同士になった俺はここぞとばかりに話しかけた。

「⚫︎⚫︎、俺は松野カラ松。今日から隣同士だな、よろしく」

にこりと挨拶すれば、あまり愛想の良くない顔で「よろしく…」と返事を返され、机に俯せ顔を隠された。

ん?何故だ?友達とは普通に話していたのに。よく考えたらクラスメイトと話している姿をあまり見たことがない。

悶々としながらその後の授業を受けた。

〇〇〇を観察してわかったことは授業は基本寝ているという事。休憩中はぼーっとして、ランチタイムは居なくなるという事。

どこへ行っているんだろうか?

毎日おはようと言い続け、ようやく会話が少し出来るようになった時のランチタイム。俺はいつものようにおそ松兄さん達と弁当を持って屋上に向った。

だか、今回屋上は先客がおり、違う場所を探す事にした。
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