第1章 *言えない想い(チョロ松)
言えない想い
僕にはずっと片思いしている女の子がいる。お隣に住む幼馴染の〇〇〇ちゃんだ。
彼女は僕たち6つ子と違い、フリーターとして働いている。
昔から仲が良く、今もよく遊びに来ている。
そして今日もまた、「お邪魔しまーす。おなか減った~誰かいるー?」
ガラリと扉を開け勝手に入ってくる間柄だ。
「お?〇〇〇じゃん。いらっしゃい」「お菓子あるよーーー」「よくきたな、まぁゆっくりしていくといいスイートエンジェル」「いらっしゃい〇〇〇ちゃん、バイトお疲れ様」「いらっしゃい。みんないるよ。」「…よぉ」
各々自由に過ごしている空間で、おそ松兄さん、十四松、カラ松兄さん、トド松、僕、一松の順でほぼ同時にあいさつをしていく。
誰かいるではなく、全員ニートだから誰かしら居ることをわかって入ってきてくれる。
ドスンと座り十四松からお菓子をたかる。「お菓子ちょうだーい。おなか減っちゃったぁ」
もぐもぐと2人でお菓子を頬張り、きゃっきゃワイワイとおしゃべりをし始める2人。
ちょっと妬けちゃうけど、たぶんこの2人は似たところがあって一番仲がいい。いつも一緒に遊んだりしている。おそ松兄さんとトド松は混ぜてもらって、カラ松兄さんは引きずり込まれ、僕と一松は仕方なく付き合うという形になることも多々ある。
実はまんざらじゃないんだけど、言えないじゃん。この年になって鬼ごっこまぜてとかさ。
今日もお菓子を食べて遊びに出かける2人。うらやましいな・・・。今日は何しにいったんだろう。
そんなことを考えながら居間で本を読んでいた。夕方になってまだ帰ってこない十四松以外の兄弟は夜に見たいテレビがあるので、先に銭湯に行くと言い出し、僕は十四松と銭湯に行くため家に残ることにした。
兄弟がいなくなったことを確認し、2階へあがり襖を閉めた。
ティッシュを用意してズボンを下ろし、畳へ座る。今日の〇〇〇を思い出し、自分のモノをゆっくりとさする。
今日の私服はフリルのミニスカートとニーハイソックスに少し首元のあいたブラウス。露出はあまりないけれど、チラチラみえる肌色の位置がまた際どくて思い出すだけでドキドキした。
妄想の中で服を乱し、露わにさせていくだけで達してしまいそうなほどの童貞力に自分でも悲しくなる。