第15章 猫王子と修学旅行
side
不覚にも飛行機に酔ってしまったあたしは、不覚にも赤司に看病してもらったらしい。そして不覚にも、どうやらあたしは割とナイーブな女だったようだ。それを赤司に見られた、不覚にも。
奈央「~、大丈夫~?っと、赤司君も一緒やったんか」
『薬飲んで少し寝たら治った!よし、トランプ再開だ!!!』
奈央「残念やけどもうお開きや。あと5分もせんうちに着陸らしいで。の荷物適当にまとめておいたけど、一応確認しとき」
『まじでか!奈央ありがとう!!!じゃあな、赤司!また後で会おうぞ!!!』
「あぁ」
赤司の元から離れ、自席へと向かう。途中でいろんな人に心配したと声をかけてもらった。ありがとう、皆!!!
それから間もなく独特の浮遊感を感じ飛行機は着陸した。そして数時間ぶりに地に足をつけた。
『おっきっなっわぁぁぁぁ!!上陸ぅぅぅぅぅ!!!』
奈央「ちょ、アホ!恥ずかしいからやめぇや!ここは京都やないんやで!?」
『いだっ!久しぶりに奈央の愛のムチ…沖縄だからこそ叫びたくなるんだよ!人生には叫ばなきゃならねぇ時があるんだよ!!!』
田中「ねーよ!!!はぁ…頼むから問題だけは起こさんといてな」
『うむ、精進する!』
「「「心配や…」」」
そんなこんなでin the 沖縄!!!!やっぱ本州と違って暖かいなぁ~
『赤司班集合~!!!』
奈央「集合も何も、来てへんのはその赤司君と麗華だけやで」
『…あーかーしーはーんー!!!!しゅーごーー!!』
「…恥ずかしいからやめてくれ」
麗華「赤司君に迷惑かけへんでくれへんか!!」
思ったより近くから赤司達が現れた。麗華ちゃんは置いといて、思ったより赤司が不機嫌。
『きゃっ!2人もツンデレ♡』
奈央「今のどの部分にデレが見えたんやアホ。で、何なん?」
『無事に!沖縄の地に降り立ったという事で写真を撮りましょう!!!じゃ先生、よろしく』
「やっぱりか!一瞬と目があったとは思たんやけど、やっぱワシがパシられるんか!!」
真田「まーまーええやん!可愛い生徒の頼みやで」
『お前らワシを先生やと思てへんやろ!!!』
とまぁ、着いた直後からワイワイしてました!写真はとびきりの笑顔で!これ鉄則!