第10章 猫王子と解決
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翌日。開錠時間に赤司に起こされ、何事もなく朝練に向かった。心配をよそに、バレー部員や道具には何も嫌がらせは無く、安心して教室に向かった。
『おはよー』
女子生徒「…」
『もう、皆暗いなぁっ!あたしは大丈夫。むしろ皆の元気を貰いに学校に来てるんだから、そんな顔しないでよ。ね?』
女子生徒「…ったく、ほんま図太いなぁ」
男子生徒「せやけどそれでこそや!!」
男子生徒「せや、今日から文化祭に向けて本格的に活動するみたいやで!!楽しみやなぁ!」
『まじでか!!!!よっしゃ文化祭、優勝するぞぉぉぉぉぉぉ!!!!!』
教室に入ると、皆が心配してくれた。あたしは本当に良い友達を持ったと思う。
奈央「あーーーー!やん!!!!散々ウチの連絡無視しといて!!!!心配したんやで!?」
『昨日スマフォ見たの時には日付超えてました!!!!だけど奈央からの愛情はたくさんもらったであります!!!よってここに敬礼いたします!!!』
奈央「うわ、朝からほんま暑苦しいわ。もう心配してへんからちょっと離れてぇな」
『難しい!!奈央の扱い方難しい!!!!って…それより何で今日は何もないんだろう』
昨日の今日だ、何かしらの嫌がらせはあると思っていた。だけどどこを見ても形跡はない。
奈央「飽きたんちゃう?それかもうこれで終わりとか」
『あそこまでするんだから、絶対に満足してないと思うけど…』
奈央「まぁええやないか!今日は何もされてないんやし!それより、文化祭何がええか決めたん?」
『お化け屋敷!!!!』
奈央「そう言うと思うてたわ」
確かに何もされてないのなら、気にする必要はない。犯人のせいで余計な事考えたくもないし。とりあえず、文化祭の準備だ!!!!