• テキストサイズ

【HQ】夢から始まる恋

第6章 ひと夏の思い出




「あー、夏休みなんてあっという間だな~、明日からはまた学校だよ?」
「うん、でも、学校始まれば、毎日会えるよ?」
「あ、そっか♪ そう考えれば、辛くないね♪ 雪乃は天才だ!!」


 徹は嬉しそうに鼻歌を歌ってる。


 そんな徹をみて、私も楽しくなる。



「今日は遅くまで連れまわしてゴメンね?」
「こちらこそ、ありがと♪ また行こうね?」
「そうだね♪」


 家の前という事もあり、今回は触れ合うだけのキス。


「また明日」
「また明日」


 徹が見えなくなるまで見送るのが日課になった私。

 角を曲がってもしばらくはその場を動かない。


 楽しかった分、寂しさも増すから……。


 私は空を見上げ、涙がこぼれないようにする。



「今日は星がきれいだな~」


 涙でよく見えないけど、そんな気がした。


/ 113ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp