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眠れる森の【文豪ストレイドッグス】
第4章 〈新生活〉
「嗚呼、何処かに私を知ってる人は居ないかなぁ」
太宰さんを追い出してから服を着替えて、今はだだっ広い部屋に備え付けられてたテレビを眺めている。
もう直ぐ正午という事もあり、あまり面白い番組は放送していない。
何度もチャンネルを切り替える。
実に面白く無い。テレビも、私の事も。
私に異能が有るという事が判ったのは大きな収穫だとは思うから、一度は使用してみようとは思っている。
だが、其の対象を誰にするかが問題だ。
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