• テキストサイズ

眠れる森の【文豪ストレイドッグス】

第3章 〈其の手を〉





「……首領さんに会う方向でお願いします」



「いやぁ良かった良かった。

会ってくれないなんて云ったら本当に拷問する処だったよ。

じゃあ首領の部屋に行こうか」



…よし、全力で首領さんに気に入られないようにしよう。


そしてあわよくば首領さんに『お前は要らない』ッて云われるんだ!


色々考えていたら気付くと扉の前に。


「エリスちゃーん!
一寸だけだから!一瞬このドレスを着てくれたら良いから!」

「嫌よ!着たくない。何回も云ってるじゃない!」

中から聞こえてくる2つの声。


恐らく首領さんと首領さんの趣味の幼女だろう。



…切実に帰りたい。

/ 38ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp