第1章 妊娠
3、4ヶ月ほど前、学校のイベントの準備や練習で忙しく彼氏となかなか会えず日曜日に泊まりで彼氏の家に行ったんですけど、久しぶりに会ったので夜の方が盛り上がってしまいまして…(笑
その時まさかの避妊具を切らしてまして…。
一瞬頭に不安が過ぎりましたが、お互いそんな状況じゃなく、そのまま事に及んでしまったのです。
凪「たぶんあの時や…」(汗
原因がわかり、私の頭の中には色んな不安が浮かぶ。
凪(親になんて説明したらええんや!?高2やのにどうしよ…学校ヤメたくないし…!!てかそんな子供好きちゃうし、よしんば産んだとしても、金銭的に育てられる自信ない…。おババやオッサンにも頼れへんし……)
この時、私は祖母と叔父と三人で暮らしていました。
小3の時に母が再婚して小5の春までは京都で母と再婚相手と暮らしていたのですが、再婚相手とはそりが合わず私だけ今住んでる神戸の家に帰ってきたんです。
帰ってきてからはそれまでの鬱憤を晴らすように好き勝手しまくりでした。
祖母にもかなり面倒を掛け、母と一緒に居られない寂しさからかなり荒れてしょっちゅう暴れて学校から呼び出されて迎えに来てもらいました。
今まで散々迷惑を掛けてきたのに更に迷惑を掛ける事は避けたい。
凪(それにあいつがなんて言うかわからん…。たまにフザケて「凪やったらええオカンになりそうやわ〜!!」とか「いっぱい子供欲しいな〜!!」とか言うてるけど、今の段階で出来ても困るだけや……)
彼氏は私と違い凄く家庭的で子供好きだ(中2の時トライやるウィークで保育所行ってた)。
昔からよく「早く父親になりたい!!」とは言ってたけど、実際この状況をどう見るのだろう…と、この時は本当に不安だった。