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私の妊娠物語 〜20ヶ月の妊娠生活〜

第6章 安定期とイライラ


10月下旬にある文化祭の数日前から私はある問題にイライラしていました。


前章でお話しした通りこの年は後輩のバックヴォーカルとして出演したのですが、問題児がいたのです。
私に懐いてくれてた子なんですが、かなり自分勝手で時間にルーズな子だったんです。


バイトはしてなかったので練習には必ず参加してたんですが、自分の話(全て自慢話)をするばかりでまったく練習をしようとしないんです。
以前劇団ひまわりに在籍していたらしいのですが、たぶんそれもあり「私劇団ひまわりおったし、これくらい練習せんでも楽勝やし〜」と思ってたんだと思います。
何度注意しても直らないから最後の方にはみんな諦めた。


けど、アレは本気でブチギレましたね…(汗


迎えた文化祭1日目…。
この日の午後の部に出演する事になっていて、朝に屋台の準備をした後ダンス教室(イベントの時は女子更衣室)で着替えと化粧を済まし、各自時間まで店を回ったりしてたのですが、出番の5分前になってもその子が舞台裏に上がってこないんです。


本来、音響席や照明席のスタッフさんへの連絡もあり、自分の出番がくる2つ前の演目(時間は関係ナシ)開始時点には舞台裏に居ないといけないんですが、その子だけが来てなかったんです。
先生に何度も「まだ揃ってへんのか?」と聞かれ、申し訳なさで頭を下げるしかありませんでした。


因みにこの時私はチームのリーダーという立場でした。
誘ってくれたのは後輩ですが、まだ1年生でわからない事だらけだからという事で私がリーダーになった。
なのでその子が遅れた事もリーダーの私が怒られるのだ。


凪(あいつ…どんだけ遅れても10分前には来いって言うたのに……!!)


この時私の怒りは爆発寸前。
後輩達が少し離れた所からこちらをビクビクしながら見ていたのを覚えてます。
今思えば相当怖かっただろうなと思います←(ゴメンね 。


1分前になり、漸くその子は舞台裏に上がって来ました。
遅くなった理由を聞けば、「出店を回ってた」という答えが返ってきたので怒鳴りそうになりました。
けど、流石に舞台裏でそれは出来ないので必死で抑えました。


その代わり一言、「お前ええ加減にせえよ…」と低い声で言うとヘラヘラしてた顔が一瞬にして凍り付きました。
その場はそれで終わらせましたが、内心腹わたが煮えくり返りそうでした。
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