第6章 安定期とイライラ
女医「赤ちゃん元気ですね〜」
妊娠5ヶ月目の検診でエコー検査をしていると、画面で赤ちゃんである白い影がグルングルン回転していてビックリした。
凪(うわっ、めっちゃ回転してる!!5ヶ月でこんな元気なんや……)
私が母のお腹に入っていた時は4ヶ月でもう暴れまくっていたらしいので、恐らくこの子は私似なんだと思います。
この頃には胎動も感じるようになりました。
少し変な感じがしましたが、胎動を感じる度に中に赤ちゃんがいるんだと実感しました。
女友達1「おぉ〜!動いてる動いてる!!」
女友達2「流石は凪の子やな〜」
メガネ男子「ゴリラやもんなお前」(笑
凪「黙れメガネ、殺すぞ」
さして大きくもない私のお腹に耳を当てて赤ちゃんの音を聞く同期の女友達(と横から口出すメガネ男子)。
この頃になると先輩達や後輩達も2年の教室に来て私のお腹を触ったり音を聞いたりしていた。
女友達1「せやけど凪、ホンマお腹出えへんな〜」
女友達2「大丈夫なん?」
凪「腹筋のせいで腹が出てないだけで、赤ん坊には影響ないって医者が言うてた。女のアスリートにようある事らしい」
メガネ男子「ゴリラやもんなお前」(笑
凪「メガネ割るぞ」
何年も掛けて鍛え上げた腹筋のせいで5ヶ月だというのにまったく出てないお腹。
スポーツ選手など、身体を鍛えている女性によく見られる傾向らしいです。
世界にはお腹が出なさ過ぎて出産直前まで妊娠に気付かなかった人もいるらしいです。
私の場合は赤ちゃんが結構大きいらしく、6ヶ月になるとお腹が少し出てきた。
この時で推定1500g(エコー写真でみた赤ちゃんの大きさから推測)ぐらいあったそうです。
この調子で育てば産まれる時には体重5000gを超えるかもしれないと検診の時に言われました。
私が産まれた時の体重は4260gだったらしいので、これも私似だと思われます。
凪(全てが順調やな〜♪)
妊娠中はホルモンの変化で怒りっぽくなる妊婦が多いらしいですが、ここまでの私は色々あったものの、楽しい事ばかりでした。
…ところがどっこい、やっぱり楽しいだけじゃありませんでした。