第5章 執着の時間
その言葉を聴いた時、ケイトは涙が止まらなかった。
全部、聴こえていた。
それでも…
学校へは行った。
ケイト「お。
イトナ!久しぶり^^」
教室の後ろ側から入ってくると
見えたのは、既に席に座った状態のイトナだった。
イトナ「ああ。
久しぶりだな、ケイト(微笑」
ケイト「体の調子はどう?大丈夫?」
イトナ「大丈夫だ。
寺坂から聴いた。
力についても、寿命についても…」
ケイト「…そっか(苦笑)
ありがとう^^」
イトナ「?
…何に感謝することがある?」
ケイト「?
決まってるだろ?
生きててくれて
無事でいてくれて、ありがとう^^」
そう言うケイトに、イトナは目を見開いて固まった。
変わらず向けてくる笑顔と、温もりに…
カルマ「純粋過ぎる一言って罪だよねえ」
渚「うん^^;
でも…救われるんだよね(微笑)
あぁいう、心を込めた言葉って^^//」
カルマ「…(微笑)
まあ、そうだね」
そう言いながら、ケイトとイトナの間の席へと歩いていった。
カルマ「悪いけど、これは俺のだから」
イトナ「そうか。幸せにしてやってくれ」
念のために肩を抱き寄せながら言うカルマに対し
イトナは淡々と言い切っていた。
殺せんせー「では、朝のHRを始めます。
席について下さい」
そんな中、朝の授業が始まった。
それから後、昼休みになった時…
食べ終わってから
ケイトはいつものように、狭間から闇の話を聴いていた。
ケイト「おー!」
狭間「他にもこんな話があるわ。聴きたい?(にや」
ケイト「聴きたーい!^^」
狭間「毎日聞いてよく飽きないわね」
ケイト「だってさあ…
闇を大事にするなんて、考えたこともなかったんだもん。
いっつも、それから逃げたくて拒絶したくて
でも起こったことは変えられないし…
もっと話聞きたい(キラキラ」
そう、イトナの席に座って目を輝かせるケイトに対し
狭間「そう…
じゃあ、とっておきのフルコーラスと行こうかしら(黒にやり」
ケイト「おお~!!(キラキラ&微笑)
どんなの?どんなの?(にこにこ&わくわく」
なんか、すっごい盛り上がってた…;