第2章 シルバーウィークの時間
後日、裏山にて…
カエデ「も~。元気出してよ!」
そう肩を揺する茅野に対し
ケイト「ああ、私は元気だぜ」
声を沈ませたまま、肩を落としながら溜息をついて言うケイトちゃんは…
相当沈んでいるようにしか見えなかった;
時は、シルバーウィーク
僕等は裏山で、一緒にフリーランニングの練習をすることになっていた。
と同時に、自然の中で合宿するのも悪くないってことになって
ケイト「ああ、いいと思うよ」
沈みながらも、そう了承してくれたから来たんだけど…;
ケイト「…私、何で生きてるんだっけ。
…はああああ」
渚「こりゃ重傷だ;」
目までうつろになりながら両膝を抱えて溜息交じりに言うケイトちゃんに
僕は思わず、顔を引きつらせながら笑った。
こうして、シルバーウィークでの
フリーランニングの合宿が幕を開けたんだ。