第1章 カエデの時間
それと同時に、竹林くんもまた悔しそうに肩を震わせていて…
殺せんせー「爆破装置は竹林君が?」
竹林「頷)…」
殺せんせー「爆発の計算は見事でしたが
カメラの配置で、いくつかばれやすい点がありました。
魚眼レンズを使うというのはいい着眼点でしたが
そこに隠す際には、周囲から見てムラが出ない位置、
些細な変化を加えないなどの趣向も凝らしてみましょう。
重さが全く感じないようにそっと置かれたものは
それこそ
まるで、白い毛布の中にある「白い綿毛」のようなもの。
なかなかの暗殺でした(もぐもぐ」
そう言いながら、爆発物を食べる殺せんせーは満足げで
ちょっと嬉しそうに見えた。
殺せんせー「そして!
皆さんで作ったプリンは、皆で食べるべきです!!
さあ!綺麗な部分だけ取り分けておきました!!」
そう、教室でプリンを配られる中
前原「あ~あ、失敗か」
神崎「いい考えだったんだけどね(微笑」
そんな声の中で、一人だけ
カエデ「わぁ~//(キラキラ」
とっても嬉しそうに、茅野はプリンを見つめていた。
殺せんせー「ただし!
廃棄されるべき卵を食べてしまうのは、厳密には経済のルールに反します。
食べ物の大切さと合わせ、次回の公民で考えてみましょう」
『はーい!』
そうして、僕等はプリンを食べることになった。
渚「惜しかったね、茅野」
カエデ「ん?」
渚「寧ろ、安心した?(微笑」
カエデ「あははは^^」
渚「でも、茅野がここまで徹底してやるとは思わなかった。
楽しかったし、意外だったよね?」
カルマ「うん(微笑」
カエデ「フフ(微笑)
本当のヤイバは親しい友達にも見せないものよ(ウィンク」
そうプリンを殺せんせーに向ける中
殺せんせー「にゅ?
にゅ!(○」
殺せんせーは丸を作っていた。
カエデ「またやるよ!
プリンマニアも、ここでは立派な暗殺者。
プルンプルンの刃なら、何本も持ってるんだから!」
そう、茅野が自身気に言う中…
渚「えっと…ケイトちゃん?;」
ケイト「合わせる顔がない;(ずううん」
ケイトちゃんは未だに立ち直れず
床で両膝を抱えたまま、プリンを食べれずにいた…;(苦笑)