第5章 執着の時間
くっくっくっと笑うカルマくんに
寺坂「おいコラ、今は違うことに集中しろ;」
そう寺坂くんが悪態をつく中、僕等は動き出した。
律「ケイトさんの作ったアプリ、一斉ダウンロードしますか?」
カエデ「ど、どうせだったら登録制にして欲しいなあ^^;
したい人だけとって感じで(苦笑」
渚「うん(苦笑)
皆同士でやってたら、それこそプライバシーの侵害っていうか…;」
不破「うん!
追跡の際に備えて、咄嗟にやった行為!!
ケイトちゃん…
想像以上の切れ者ね!!(キラン&微笑」
渚&カエデ『感心してる場合!!??・・;』
それから僕等は、E組の皆に連絡して
殺せんせーの止まった場所に向けて、動き出した。
その頃、イトナは…
イトナ(なぜだ…
誰だ……
何で、俺に話しかける?)
「一緒に遊ぼう!^^」
幼い子供が、俺に手を伸ばして話しかけてきた。
イトナ「え?何で?」
そうだ…
その時俺は、父さんについて来ていた。
お得意さんの中でも
本当に強い人で、誠実なできた人なんだって言って
その時、俺は…
近くのおもちゃ屋で買ってもらうついでのつもりで……
その時に、ケイトの家で出会ったんだ。
車の中で待とうとしていた俺に、声をかけて…
「だって…
私の父さん、話しっきりなんだもん(むす(頬を膨らませる))
話しが合うってさ…
私とも話してくれたっていいじゃんか(ぷー」
お得意「悪いって^^;」両手あわせる
「ふんっ!(つーん」顔を逸らす
頬を膨らませながら、つまらなさそうに話していた。
確かに、仕事とか
そういうのばっかり言われていたら、そうなるな。
その当時、俺の気持ちも同じだった。
イトナ「お前…名前、なんていうんだ?」
ケイト「?私はケイト!
田中恵土!^^」
イトナ「俺は、堀部糸成!イトナだ!(微笑」
ケイト「ぱあ)カッコいい!^^
よろしく!//(キラキラ」
そう言いながら、左手を伸ばしてきた。
そうだ…
あの温かさ…
やっぱり、あいつだったんだ。
陽だまりのような、明るくて、眩しくて…
どこか、居心地のいい……
太陽のような、あいつに…
だから、教室で会った時に……
だから、だったんだ…
(目を細めながら、目的地に着くまでに想い出していた)