第5章 執着の時間
それで結局…
不破「もっと強く抱き締めて!」
律「離れられる可能性を低めましょう!」
ケイト「おし!離さないぞおおお!!(ぎゅうう」
殺せんせー「流石Fカップううう^^//♪(胸にすりすり」
カルマ&寺坂&カエデ『ぶちっ!)死ねえええ!!!(くわっ!』
渚「…大丈夫、なのかな?・・;」
凄まじく変な戦闘に、僕は思わず呟いた…
それから、ニュースが流れてきた。
携帯ショップを襲った、テロと疑われていた情報が。
シロ(人間の体に触手細胞を移植された者は、ほぼ毎日適合処置を施さなければ、地獄のような拒絶反応にさいなまれる。
私がメンテをやめたが最後、触手が激痛で神経を蝕んでゆき、常人なら3日ほどで狂い死ぬ)
そんな時だった。
『椚ヶ丘市内で連続発生している携帯電話ショップ襲撃事件。
警察はテロの可能性も示唆しております…』
律が、テレビに流れているニュースを見せてくれたのは…
不破「これはまさしく!」
寺坂「あいつの仕業だな」
不破「どうして携帯ショップばっかりを?
カエデ「どうしよう…ねえ先生!」
殺せんせー「担任として、責任を持って彼を止めます。
彼を探して保護しなければ!」
カルマ「…シロの性格は大体わかった。
あいつにとって
他人全てが「当たればラッキー」の使い捨ての駒…
そういう奴は、何してくるのか戦術は読めない)
放っといた方が賢明だと思うけどねぇ」
『…』
殺せんせー「それでも担任です。
にゅ!(いつもの格好に早着替え」
『!!』
殺せんせー「左右の手を重ね合う)
『どんな時でも、自分の生徒から手(触手)を離さない』
先生は先生になる時、そう誓ったんです(微笑」
だが、その時…
ケイト「…」
カエデ「?ケイトちゃん?」
殺せんせーに少しもたれかかっていたけれど、早着替えしに行ったからか
少し前にふらついて、でも何とか踏ん張って…
カエデ「!!ケイトちゃん!!」
それでも…
ばたっ
がしっ!
前に倒れ伏して、それを右からカルマくんが支えて
僕も咄嗟に、左から支えた。
けれど…
ケイト「あれ…何で、意識が……遠、の……(かくっ」
何とか話そうとしていたケイトちゃんは、そのまま…
意識を手放した。