第4章 泥棒の時間
カエデ「勝手に決めないでよね。
私は死んで欲しくないって思ってるんだから!(ぷんぷん」
ケイト「あはは^^;悪い;」
渚「驚いたよ;」
ケイト「^^;」
寺坂「ほっといたら何しでかすかわかりゃしねえ(溜息」
ケイト&カルマ『ギラン)・・』
寺坂「あ?;」
ケイト&カルマ『鉄拳制裁!!(くわっ!』
どごぉん!!
寺坂「何で俺だけそうなるんだよ!!;」
ケイト「なんとなく」
カルマ「気分」
寺坂「このデコボココンビ!!・・;」
渚「あはは^^;」
不破「ここで泣ける話とか投入して欲しいわね」
ケイト「あの、さ…」
『?』
殺せんせー「まだ何か隠しごとでも?」
ケイト「…実は私、イトナと知り合いだったみたいなんだ」
『…え!?;』
ケイト「父上が日曜大工してて、その時に買ってた。
そのお相手さんが、イトナの家族。
同い年ってことで交流もあって、よく一緒に遊んでた」
不破「幼馴染!?」
ケイト「馴染みではあるね」
カエデ「何で忘れてたの!?」
ケイト「祖父母が殺されてドタバタしてからなくなったから…;
あまりにショッキングな出来事が重なって、忘れちゃってたみたい;
最近、アルバムの写真見て思い出したんだ」
渚「あー;なるほど;」
そう言う中、カルマくんはケイトちゃんを抱き締めていて…
カルマ「…死なれちゃ嫌なの、解る?」
ケイト「……
この温もりを手放したくないってことは解る(ぎゅう」
カルマ「…俺は、失いたくない(ぎゅうう!」
そう言いながら、より強く抱き締めた。
カルマ「目の前で傷付く姿も…
(夏休み、ヘリポートで
自身の目の前で、辿り着く直前で銃に撃たれた場面が思い浮かぶ)
冷たくなっていく姿も…
(そうして、血の気が段々引いていって
冷たくなっていった場面が思い浮かぶ」
第一部・537~541ページ参照
そう言いながら、思い出したのかカルマくんは震えだした。
ケイト「!」
カルマ「つー)もう、御免なんだ。
失いかけること自体も、離れることも…」
涙が頬を伝う中、唇を奪った。
ケイト「……ごめん…(つー」
その中、ケイトちゃんの目からも涙が零れ出た。
ケイト「生きることを、望んでくれる人がいるのに…
それなのに……また、見失ってた;;」
引きつった声で、抱き返した。