第4章 泥棒の時間
カエデ「何でそんな大事な事!!」
ケイト「…皆には、内緒にしててくれ。
ほっといても、私は…
殺せんせーと同じ時、卒業式の日に死ぬ」
『!!!』
ケイト「8~6回目分は、イトナに叩き込んだ。
つまり…同じペースでやれば3回で終わr
ぱぁん!!
その直後、カルマが右手でケイトの左頬を叩いた。
カルマ「…バカじゃないの?」
ケイト「…」
カルマ「何で何も言わずに決めたの?」
ケイト「…うるさいな。
私が死んだら、みんな喜ぶだろ?」
その直後、顔に浮かんだのは自重気な笑みで…
ケイト「遺産は裏山やら何やら…
日本のそれは国の方へ帰っていくから、誰もが万々歳d
カルマ「そんなこと言ってるんじゃない!!!!」
その声は、どちらも痛々しくて…
とても、口を挟めるようなものではなかった。
ケイト「…」
カルマ「それで?
シルバーウィークで、やっと心の闇が晴れたからマシになった?
どういうつもりで、そういうことやってた?
言ってみろよ!
今も、自分の命が軽いもんだって思ってる!?
ふざけんな!!!」
渚「カルマくん…」
不破「愛ね(キラン」
カエデ「シー!;(あわあわ」
寺坂「けっ」
そんな中、涙を浮かべていたカルマくんの目から
涙が一粒、仰向けになっていたケイトちゃんに落ちた。
カルマ「…ふざけるな…
心配する、こっちの身にもなれよ。
死ぬほどっ…
心配、するじゃんかっ//;」
声を詰まらせながら、涙は落ちていった。
ケイトの頭を膝に乗せて、優しく叩いた頬を撫でながら…
ケイト「…そっか」
『?』
ケイト「…確かに心配する側からしたら、いやっちゃいやだな」
不破「そうね。
でも、これではっきりしたわ。
2学期になって、力を多用しなくなったのか。
違和感はあったのよ。
第一…
弁当を忘れた時、今までのケイトちゃんなら!
確実に力を使ってでも取りに戻ってた!!(ぐっ!」
渚「うん、そうだね^^;」
カエデ「言えてる^^;」
寺坂「食いしん坊が」
ケイト「やかましい!!;(がうっ!!」
そうケイトちゃんが、涙交じりに怒りながらツッコむ中
カルマ「…これ以上力は使わない。
約束できる?」
ケイト「…ああ。許可がない限りはな^^;」
真剣な表情で言われ、苦笑交じりに頷いた。