第4章 泥棒の時間
カエデ「おさ、まった?」
殺せんせー「エネルギーで回復を促して相殺したんですか?」
不破「もしかして…
初めて会った時
『何でお前がここにいる!!!!??』って言ってたことから考えると
幼馴染疑惑出現!!??(キラーン&ぐっ!」
そう叫ぶ中、思い起こされたのは
その当時(第一部の164ページ参照)の出来事だった。
ケイト「痛いのが伝わってくる。
今、私ができるのは
それを帳消しにするぐらい、心も温めて…
そして…
負担を軽くすることぐらいしか……
でも…
もう、タイムリミットg
イトナ「があああっ」
そう叫びながら、その温かさを振るって飛んでいった。
渚「!イトナくん」
ケイト「…(ふらっ」
どさっ!
カルマ「!ケイト!?」
駆けつける中、視たのは…
ケイトと同時に仰向けに倒れる、殺せんせーだった。
殺せんせー「流石に疲れました。小休止;」
ケイト「…っ……
あと……3回が限度」
殺せんせー「にゅ?…何がですか?」
ケイト「いや……
殺せんせー…
一つ、伝え忘れてた」
殺せんせー「?」
ケイト「………(ぼそぼそ」
耳打ちで言い出して、それは聞こえるものではなくって…
殺せんせー「な!!!」
ケイト「…もっと、早くに言うべきだった。
……でも、もうダメだ。
後ででいいから、滝の裏側回って見?
大岩によって封印されていた
閉じ込められて過ごしていた時に溜め込んだ
『一族のどす黒かったオーラ』が、完全に浄化されているはずだ」
第一部の428~432ページ参照
殺せんせー「何で今になって…」
ケイト「でもさあ…
その代わりに、神の力を使える残りは8回って制限がついた。
残り0回になったら、死ぬんだ」
『!!!』
ケイト「キューイは…8月31日に、過去に帰した。
そうじゃなきゃ、これから来る寒さに耐えられずに死んじゃうから。
その後で…滝に行った。
浄化させられる条件は…始祖神を復活させること。
始祖神にしか出来ないからな。
それだけ大きな力を使った反動で…
自身の中の闇は、その光を失い
押さえをなくした分、膨れ上がっていく。
それによって悪夢にさいなまれて
精神だけじゃなく体も病んで、水以外は入らなくなってたんだ…(遠い目」
『!!』