第4章 泥棒の時間
そして、その夜…
某芸能プロ合宿施設へ、僕等は乗り込んだ。
不破「ふふふ。
体も頭脳もそこそこ大人の名探偵参上!!(微笑」
渚「やってることはフリーランニング使った住居侵入だけどね(苦笑」
寺坂「んで不破よぉ。
なんで真犯人はこの建物を次に選ぶって解んだよ」
不破「ここは某芸能プロの合宿施設。
この2週間、巨乳ばかりを集めたアイドルグループが新曲のダンスを練習してるって」
律「はい!犯人の傾向から考えると
ここが狙われる確率、99.78%」
不破「しかも、明日が合宿最終日!
真犯人は、この極上の洗濯物を見逃すはずはない!」
寺坂「なるほど」
そう潜む中
ケイト「………」
カルマ「何で一心不乱に出席簿に触ってるの?」
ケイト「…意識を集中させてみたけど
殺せんせー以外に触れてるの、防衛省の人間だけなんだ」
カルマ「へえ、じゃあ犯人はその人?」
ケイト「…でも、この下着…
明らかに女の人が着けて脱いだものなんだ。
多分、盗まれたものだって思うけど…」
カルマ「そういうのまでわかるんだ」
ケイト「…ものにも、魂は宿るんだよ。
付喪神だとかあるでしょ?
言霊だか、色んな環境を少なくとも物は覚えてる。
それを視ることもできる」
寺坂「そーいや落とし物を拾ってた時、必ず落とし主に渡してたな」
カエデ「そんなことあったんだ」
渚「また話が脱線してる;」
そんな話をし出して
それに思わず苦笑する中、殺せんせーが見えた。
真犯人が現れたのは、そんな時だった。
瞬く間に、手際よく下着を盗んで去ろうとしたけど
それを殺せんせーが捕まえて、ヘルメットを脱がせて顔を見た時に固まった。
それは、防衛省の
烏間先生の部下で、それが解った直後に異変は起きた。
地中から、いきなりシーツの柵が現れて
殺せんせーを囲んで、外へ出させないようにした。
シロ「国にかけあって、烏間先生の部下をお借りしてね。
この対先生シーツの檻の中まで誘ってもらった。
君の生徒が南の島でやった方法だ。
当てるよりまずは囲むべし」
殺せんせー「!この声は!!」
シロ「さあ、殺せんせー。
最後のデスマッチを始めようか」
その直後、イトナが取り囲まれたシーツの上へ現れた。
(4月24日PM11:13~25日AM0:34、54~58(5ページ)更新)