第4章 泥棒の時間
でも、ケイトちゃんの推理はとても的を射ていて
否定できないものだった。
でも、それ以上に印象的だったのは
突如降って湧いた…
殺せんせード変態容疑疑惑
そうして、終業のチャイムが鳴った。
殺せんせー「きょっ今日の授業は、ここまで…」
殺せんせーは、とぼとぼ教室を出ていった。
カルマ「あっはは。
今日1日、針のムシロだったね~。
居づらくなって逃げ出すんじゃね?」
渚「でも、殺せんせー本当に犯ったのかな?
こんなシャレにならない犯罪を」
カルマ「地球爆破と比べたら可愛いもんでしょ(微笑」
渚「…そりゃまぁ」
カルマ「でもさ
仮に俺がマッハ20の下着ドロなら、急にこんなボロボロ証拠残さないけどね」
そう言いながら、バスケットボールを取り出して投げてきた。
渚「!ううん;」
カルマ「体育倉庫にあったボール」
咄嗟に受け止めたそれには、ブラジャーがついていて…;
カルマ「こんなことしてたら…
俺等の中で、先生として死ぬことくらいわかってんだろ。
あの教師バカの怪物にしたら
下らない真似して、俺らの信用を失うことは
暗殺されんのと同じくらい避けたいことだと思うけどねぇ」
渚「うん。僕もそう思う(微笑」
茅野「…でも、そしたら一体誰が…」
不破「…偽よ」
茅野「ん?不破さん」
不破「体色…笑い方…間違いなくこれは!
にせ殺せんせーよ!!
ヒーロー物のお約束!偽者悪役の仕業よ!!(らんらん」
渚&カエデ『ああ・・;』
不破「ということは!
犯人は殺せんせーの情報を熟知している何者か!!
律!私と一緒に手掛かりを探してちょうだい!!」
律「はい!(ウィンク&敬礼」ホームズ変装
カルマ「その線だろうねぇ。
何の目的でこんな事すんのかわかんないけど。
いずれにせよ、こういう噂が広まることで
賞金首がこの街に居れなくなっちゃったら元も子もない。
俺等の手で真犯人をボコッて、タコに貸し作ろーじゃん?」
律/不破/渚『はい!/おお!/うん!(微笑』
そう、寺坂くんの肩に腕を乗せながら
僕らに向けて言うカルマくんに応えるよう叫ぶ中…
茅野「永遠のゼロ・・」
茅野の目が、怪しく光った…;