第3章 フリーランニングの時間
きっと…
色んな人格があったとしても、ケイトちゃんはケイトちゃんだった。
だけど…
それ以上に、辛いことが多過ぎたんだろう。
それでも、仲間に出会えたからこそ
本当に、よかったんだと思っているのかもしれない。
だとしたら、それ以上に嬉しいことはなくて…(微笑)
まあ、とにもかくにも
この小説も、そういった能力を利用して
こっちで起こった世界を、そのまま書いてるみたいだけれど…
心情やら何やらもきっと…
視えて聴こえて感じ取れる霊感を利用してるんだろうなぁ。
でも、テストの時とかは
自分の力でやらないといけないから、使えないらしい。
だけど
それも声として認識しないことで、騒音に聞こえないようにしたらしい。
それでも、聴こえている事実は変えられないから
耳がつんざくような、頭が痛くなる感覚は消えないらしくて…
人混みに行くと、頭がくらくらするらしいし……
そうそう、テレパシーってのもあって
昔から、ずっと意思や感情を押さえ込み続けてたら
思ったことや感じたことを、周囲へ無差別に送れるようになったらしくて
それを送りつけるだけのものがテレパシーで、読み取るのは別らしいけど…
なんとなく感じ取ってるみたいで
でもそれに負い目を感じてるらしくて…
声として認識しないようにすることで内容を読まずに
プライバシーを守り通そうとしてても、それでも護り切った気にはなれないらしいし
っていうか、感情とかも伝わってきて、それは改善してきてないらしいし;
それを応用して、こっちへ干渉してるらしいけれど…;
う~~ん;
考えれば考えるほど厄介だよなあ、その持ち合わせた能力って;
カルマ「渚くん、ありがと。読み終えた^^」
渚「あ。うん^^」
そう顎に手を当てながら考えている間に、ケイドロは終わってたみたい。
…あれ?
渚「ってダメじゃん!!・・;
そんなことしたらケイトちゃんが恥ずかしかわいそうなことに!!;」
カルマ「だいじょーぶだいじょーぶ。
軽くいじるだけだから、くっくっくっ(悪魔笑い」
渚&カエデ『絶対大丈夫じゃない!!・・;』
考えることに集中しててケイドロのこと忘れてた!!・・;