第3章 フリーランニングの時間
渚「!!
(気付けば、烏間先生の周りにはられてる!!
最初から、それを狙って!?」
そうしてケイトちゃんを見ると
ケイト「あとで日記返せよゴラあ゛あ゛あ゛!!」
渚「涙流しながら睨んでる!!??・・;」
策略もくそもなかったように見えた;
カルマ「ははあん。
そんなに恥ずかしい内容があるんだあ(にやにや」
そう言いながら、僕の手に遭ったケイトちゃんの日記を取って
それを見せつけるように、手で揺らしながら
カルマ「じゃあ、烏間先生が勝ったら読ませてもらうってことで(悪魔笑い」
ケイト「死んでも勝あつ!!!(くわっ!!」
そういうカルマくんは、とってもらしかった;(苦笑&汗)
その直後…目に映ったのは
不破「出たあああ!!!
ワールドトリガー!
木虎藍のスパイダーによるピンボール!!
一回漫画の場面を見せただけでさらっと会得した技あ゛あ゛!!!」
目をらんらんと輝かせながら解説する不破さんと
烏間先生の周囲から、木の枝で手袋を取ろうと
周囲360度から攻撃をしまくるケイトちゃんと
それを冷や汗交じりに、防御し続ける烏間先生だった。
渚「そんなに興奮する事!!??;」
そんな、前に乗り出す不破さんに僕が思わずツッコむ中
後で聞いた話だけど…
パラレルワールドってのが存在していて
その内の一つで、師匠として木虎藍に教え込んだ技らしい……;
鬼神乱舞参照だって。
ちなみにいうと、スパイダーってのは縄を打ち出すもので
当たったら当たったで、ぐいって引き寄せることができて
当たらなくても、もう一対を別の場所に打ち付けて
その縄を足場に跳び上がるなり
相手の周囲に張り巡らせて次の相手の動きを制限するなりで
それこそ、色々と応用が利くんだって言ってた。
とっても楽しそうに…
それは、不破さん曰く…
『私も他のアニメや漫画の世界を体感したい!!(キラキラ』
らしい。
でも…
その世界で得た経験が、必ずしもいいわけでもない。
闇ばかりで、絶望ばかりな上に希望も見いだせなくて…
誰も助けちゃくれない。
そう世界で生きていて教わったけれど、それでも信じられるようになった。
それ以上に勝るものを掴んだって、誇らしく言って笑いかけてくれた。
いつも以上に、輝いた笑顔で…