第3章 フリーランニングの時間
世界は、漫画とかで描かれているように美しくはない。
でも…
それでも、みんなと出会えたこの空間は…
この居場所は、とても明るくて、輝かしかった^^
僕たちは、みんなバラバラかもしれない。
けれど…
そのおかげで、一人じゃえられない「大事なもの」を見出す事が出来る。
人によっては、大事じゃなかったりするかもしれない。
それでも、視野はだんだんと広がっていく。
切り取られた時間の中で、次々に拡がっていくそれは…
掛け替えのない、時間を共に過ごした…乗り越えてきた証なんだ……(微笑)
ケイト「返せよ渚あ゛あ゛あ゛;」
渚「何で泣きながら迫ってきてるの!?;
しかも前から!!・・;」
走った方向から涙ながらに迫ってきた!;
カエデ「烏間先生から逃げてるんだよね!?・・;」
ケイト「取り戻すためならやむなしだああ!!(くわっ!!」
渚「捕まるよりも取り戻すこと最優先!!?・・;」
思わず叫ぶ中、烏間先生にとっては
自身の方へ走り寄ってくるように見えたらしくて…;
烏間「ん?…来るか(にや」
そう思うや否や立ち止まって、構えながら
烏間「かかって来い!ケイト!!
俺が相手になってやる!!(手招き」
ケイト「おっしゃ喰らえや!(拳準備」
渚「え!?;」
その直後、僕をスルーして突っ込んでいった;
カエデ「構えたまま突っ込むんだ!?・・;」
カルマ「へぇ。
そこで渚くんをスルーするんだ。
流石規格外(にや」顎に手を当てる
渚「そこ感心してる場合!?;
止めなky
ケイト「恥ずかしいもの見られた怒りのてっけえんんんん!!」
渚&カエデ『当たったらアウトだけど!!!??;』
ケイト「と見せかけて目つぶし!!」
カエデ「っていうより岩破壊!!??・・;」
傍にあった岩を破壊して煙幕を!!??;
じゃり!
烏間「ピクッ!)甘い!!」
びいいぃん!!
粉砕した岩を踏んだ時に、その岩のかけら同士が音を立てて
それをもとにタッチしようとしたけれど
そこにあったのは…
渚「ツタ?」
カルマ「あ~。
さっき、俺たちが殺せんせーの所に行ってた時に集めてたんだ(キラン」手を打つ
カエデ「なるほど!」
烏間先生の周囲にある木の幹をもとに、幾重かつ縦横無尽に張られたツタだった。