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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第22章 分裂の時間




どっちの気持ちも…


どっちも、痛いほどわかってた。




それでも…


渚&カルマ『譲れない!!』



その想いは、どちらも同じだったんだと思う。




渚「それでも…

僕は、殺せんせーが大事だからこそ護りたい!



カルマ君は、殺せんせーのこと嫌いなの?


一緒に映画見に行ったり…

色々楽しかったじゃん!」
カルマ「だぁからぁっ!!


そのタコが頑張って!

渚君みたいなヘタレ出さないために、楽しい教室にしてきたんだろっ!!


殺意が鈍ったら、この教室成り立たないからさあ!!


その努力も分かんねぇのかよ!!

体だけじゃなく、頭まで小学生か!?」


そう苛立ちと共に、叫びをぶつけた。


ここまで言えば、ちゃんと考えていれば

殺せんせーがしてきた努力ぐらい誰でもわかる。



そう思ったからこそ

俺は、余計に苛立ったんだ…



それに渚くんは、一度うつむいてから…

顔をあげて、文句を言いたげな眼を向けてきた。



カルマ「猫目)え?

何?その目。


小動物の雌の分際で、人間様に逆らうの?」

渚「僕は、ただ…」
どんっ!

それに俺は、一度突きとばした。


カルマ「文句があるなら

一度でも喧嘩に勝ってから言えば?


受けてやるから来いって…

ほらっ!ほらっ!!ほらっ!!!」

三度突き飛ばしてから、ネクタイを握り締めると


その直後、その掴んだ右手の腕にしがみつき

両足を首に絡みつかせた。


寺坂「飛び付き三角絞め!!??」


渚「僕だって…

半端な気持ちで言ってない!!」

怒りを露わに、顔色を黒くして叫ぶ中


不破「渚君!いつの間にあんな技!」

木村「けど…」


その言葉が響いた。


そんな中

俺は、渚くんごと右腕を持ち上げた。


木村「格闘でカルマに敵う奴なんて、ケイトぐらいしか…」

カルマ「こいつ!(黒」


左手で拳を握り締めて、殴りかかろうとした直後…


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