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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第20章 冬休みの時間




そこに、杉野たちまでやって来ていて


杉野「っ!!」

その容体を見るや否や

歯を食いしばって、震えながら拳を握り締めて


杉野「くそっ!!

あのシロ野郎!!」
ごすっ!!


壁を殴りつけていた。


神崎「気持ちはわかるけど、落ち着いて;」

奥田「二度頷く)こくこく)

ケイトちゃんだって

意識があったら、きっと『やめて』って言うと思うし(汗」


そうなだめる中、やっと杉野の怒りはおさまった。



その気持ちは、Davieも同じだったらしく…

烏間先生に杉野がとがめられている前で


同様に、拳だけじゃ飽き足らず

蹴りや頭突きまで、壁に向けてやっていた…;



気持ちはわかるけれど;


烏間「ここは病院だぞ!!やめないか!!・・」
Davie「Shit!!!」

渚「えと;
悔しい気持ちはわかるけど落ち着いt
Davie「落ち着けるか!!!」


騒がしくなる中…

ケイトは未だに、微動だにしなかった。



それから後…

大晦日を迎えた。



ケイト「…」

今でもまだ、眠り続けている。


カルマ「ほら…雪が降ってきたよ?


一緒に年を越すんでしょ?

…ケイト(ぎゅう」


そう話しかけても、応答はなかった。

それでも…
微弱ながらに、反応はあった。


心電図に、変化が現れるようになった。

年を越す時には…



痛みなどの刺激に、反応をわずかながらに示すようになった。

といっても、意識は戻っているわけじゃなく…


ただ、顔をしかめると言っただけのものだった。




そして…

茅野ちゃんが見舞いに来た、正月頃には


呼吸も、臓器も…

身体は徐々に、回復に向かっているのが目に視えていた。




それだけでも、十二分の進歩だったわけで…


皆は、歓喜に包まれていた。





そうして…

時は、冬休みが終わるまで進んだ。


その頃には…

意識は戻らないながらも、大分安定していた。




それに俺は、どこかホッとしながらも…

ずっと考え続けていた答えを、ようやく見いだせた気がした。


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