第20章 冬休みの時間
渚もカルマ君も私も笑う合う中、中心に居たのは…
他でもない、ケイトちゃんだった。
カエデ「くす)…
私にとっては、ケイトちゃんが眩しいよ^^」
そう笑いながら、打ち明けた。
風で紅葉が舞い上がる中…
私は、満開にも見えるその光景に笑っていた。
ケイトちゃんに顔を向けないまま
それに見とれたまま…
それに、ケイトちゃんが答える言葉は解っていた。
『ありがとう^^』
返ってきた言葉に、私は笑った。
そうして私たちは笑い合って
その紅葉の下で、私の弁当を食べることにした。
それから、私たちは
大きな紅葉の木を使って、かくれ合ったり…
ケイト「紅葉のシャワーだあああ^^♪」
カエデ「毛虫混じってるからあああ!!・・;」身の毛がよだつ
ケイト「いっ!?・・;
いぎゃあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!l:」
カエデ「投げた本人が一番怖がるんだ…;(たらーり」
そう呟きながら見ると…
真っ青になりながら、涙目で突っ走ってて
ケイト「毛虫退散んんんん・・;;(両手あわせる」
カエデ「っぷw」
ケイト「?;」
カエデ「あっはっはっはっはっはっ^^♪」
お腹が痛くなるほど、笑いが込み上げてきた。
ケイト「ガーン!;)なっ!;
マジで毛虫が怖いんだぞ!!??;」
カエデ「解ってる。解ってるんだけdっぷw
あっはっはっはっ^^
笑いが止まらないいい~^^♪」
ケイト「何でだあああ゛あ゛;」半泣き
こんな…
他愛のないことも…
意味も解んない出来事も……
全部…
全部、ずっとやり続けていたい。
これからも、そうしていたい。
『生きたい』って感情が、込み上げてきた。
復讐しか考えられなくなってた…
そんな私に、一筋の光を与えてくれた。
希望となって、灯火となって…
私の胸を、内側から温かく包み込んでくれた。
明るく、楽しく……
ただただ、全てが嬉しかったんだ。
そうして私たちは…
紅葉狩りを、心の底から堪能したんだ……
一緒になって、バカやって…
もう、何が何でもほっとけなくって……
悲鳴を上げながら
必死に、涙目で逃げ惑い続けるケイトちゃんに
私は、紅葉をかけたりしながら
たった一日の休日を、ずっと笑顔で過ごした。