第1章 カエデの時間
竹林「なるほど…」
顎に手を当てながら考える中
ケイト「それならいっそ
逆にトリニトロトルエンの方がいいよ。
プリンに直接混ぜることで、プリン全体を丸ごと爆破するつもりでピクリン酸にするにしても
それ単体で爆発するわけじゃないし」
竹林「そうだね。
トリニトロトルエンなら
衝撃や熱に対して非常に鈍感(発火点は摂氏475度)、毒性が少ない、金属を腐食しないという点があるし
他の火薬に比べても比較的扱いやすいから、爆薬としては有用だ。
その外側を覆うのを金属にすれば大丈夫だろうね(微笑」
ケイト「頷)うん。
かなり広く用いられているらしいし。
それを纏う外機の方を念のために二重にして押し込めて
その外機自体を
プリンの味のものに付け込んでおくのも手だと思うよ?
自然にプリンと調和し合ってなじむように
色々と手を加えるのもありかも(キラン&にや」
竹林「なるほど。一緒に考えてみようか」
ケイト「そうしよう!^^」
そう談義し合う二人に対し
カエデ「専門家と張り合ってる^^;」
渚「いつ聴いても凄いよね、ケイトちゃんの博識;(苦笑」
そう傍目で見ながら、プリンの作業を進めていった。
その頃…
あれ?例の二人は?;
カルマ「寺坂ぁ、どうする?
校内にばらまこうか?(にやにや&悪魔笑い」
寺坂「やめろって言ってんだろうが!!!;」
ぎゃいぎゃいと追いかけ合っていた…;
ケイト「1層2層3層4層ごとに角度が変わってくるから
離れた後でも安定して、ブレないようにしていれば
もし揺れたことでブレて臭いがこぼれ出て
それによってできた隙間から、爆発物の臭いを感じ取られるって可能性も比較的無に等しくなる。
結構激しく食らいつくと思うから、その分の耐久性も考えて…(ぶつぶつ)
やっぱり、土台となっている一番足の方がいいかもしれない。
でも、地面の方から食われたら察知されやすい上に
爆発した時に、殺せんせーに着弾するまでが時間かかるし
やっぱり1層か2層あたりかな。
いや、その境目あたりか?」
渚「なんか…楽しみだね^^」
カエデ「うん!^^」
そんな会話を聴いていて
段々と殺せる確率が上がっているのを、僕らは感じ取れた。
それと同時に
こんな時間が楽しいと思えて、一緒になって笑ったんだ…^^