第1章 カエデの時間
渚「で…ケイトちゃん、寝かせてていいの?;」
カエデ「ん~。
実を言うと…
色々と研究してくれてたみたいで;
私にも試作品を山ほど作ってくれて
でも本人は甘すぎるのは苦手みたいでね^^;
まあ、ぶっちゃけ…
根を詰め過ぎて大変だったってことは言えるから;(苦笑」
苦笑しながら冷や汗を流し、頬をかく中
寺坂「ほっときゃいいだろ。
疲れてんならなおさらにな。
足手まといになるよりゃ寝てた方がまだマシだ」
カルマ「へぇ~。言うねえ、寺坂。
ケイトから聴いたよ?
昔の時、裏山での探検で結構足手まといになってたってさあ(にやにや」
寺坂「なっ!!//」
カルマ「足滑らせて
そのまま川におっこちて溺れかけて泣いたんだって?(にやにや」
寺坂「うるせえ!!//(かっ!」
カルマ「他にもいろいろ聞いてるけどばらそうかなあ~(悪魔笑い」
寺坂「黙れこの悪魔!!!!・・//;」
ぎゃいぎゃいと白目をむいて叫ぶ寺坂に対し
にやにやとにやつきながらカルマが言いまくって、盛り上がる中…
カエデ「っていうか…話、脱線してない?^^;」
渚「いつものことだけどね;(苦笑」
それを冷や汗交じりに見つめている二人であった。
ケイト「ダメだ!!(がばっ!!」
カエデ「へ?」
ケイト「爆発物は…
プリンに付け込んで臭いを感じさせないようにしろ!!
爆発物を探索する犬でも見抜けないぐらいじゃないと、勘ぐられるぞ!!
鼻いいから、殺せんせー!(くわっ!!」
飛び起きるや否や、暗殺の心配をしていた。
渚「ケイトちゃんらしい心配だ^^;(苦笑」
カエデ「あ…
そういえば計画を話した時に言ってたっけ。
竹林くーん!
無臭の爆薬ってない!?」
竹林「ん?あるよ。
ニトロだね(くいっ&キラン」メガネをあげる
カエデ「おお!
じゃあそれを使おう!!(微笑」
それが話に出る中
ケイト「なあ、竹林」
竹林「?」
ケイト「ニトロといったら
ピクリン酸とトリニトロトルエン、どっちを使う?」
竹林「そりゃあ、ピクリン酸でしょ。
トリニトロトルエンは水に溶けないからやり辛いし」
ケイト「でもそれだと
よう素、硫黄、アルコール、ガソリンと混合し、摩擦や打撃を与えることで爆発するでしょ?
すると臭いがついてばれやすいよ」
議論が広がっていった;