第20章 冬休みの時間
カルマが泣いていた頃…
カエデもまた、報告を受けてから泣いていた。
カエデ「っ;」
カエデもまた、病室におり
入院していたわけなのだが…
とある約束と
想い出を思い出しながら、止められない涙を流していた……
それは…
11月での『紅葉狩りでの出来事』で
はっきりと、脳裏に浮かんでいた。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
11月
教室にて
『次の休日、どこかへ行かない?』という話をカエデがしだし
そして
『紅葉狩り』という単語が、話題に上がった…
カエデ「ねえねえ、裏山で一番いい場所ってない?」
ケイト「?
紅葉狩りに行くのか!
どうすれば紅葉をおいしく食べられるの!?(ぱあ」
ひょこっと
尻尾と耳を生やしながら、キラキラとした表情で
尻尾をぶんぶん振りながら、嬉しそうに尋ねるケイトに対し
カエデ「えっと…;
全然意味が違うんだけど・・;(たらたら」
カエデはツッコんでいた。
そして
やっぱり、ケイトはどこかずれていた^^;
ケイト「え!?
紅葉を狩って食べるんじゃないの!?
父上と母上笑いながら言ってたのに!!・・」
渚「それ完全にだまされてるよ!!・・;」
ケイト「紅葉を食べるんだって!」
カエデ「紅葉は紅葉でも紅葉饅頭!?;」
ケイト「じゃあ透明ぷにぷには!?;」
渚&カエデ『?』
カルマ「あー(手を打つ)
前の修学旅行でケイトが気に入った八つ橋か!(微笑」
渚&カエデ『とりあえず食べ物から離れようよ!!・・;』
律「紅葉狩りというのは
紅葉を見て、四季の変化を感じ取るためであって
紅葉を取って食べるためではありません(微笑」
ケイト「ガーン!!!・・;」
渚「そんなにショックを受けること!?・・;」
ケイト「だって知らなかったし!!・・;(あわあわ」
カエデ「なんか余計に凄く感じてきた;(苦笑」
ケイト「食べないの?
狩なのに(しゅんっ」しょぼぉん
渚&カエデ『もういい加減にそこから離れて!;』
カルマ「あっはっはっ^^
やっぱ面白いw(腹抱える)
ケイト大好き^^♪(ハグ」
ケイト「?(きょとん」
そんなバカみたいな騒ぎから、楽しい想い出は始まった。