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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第19章 正体の時間




視えるというものは、厄介なもので

普通ならば見えないものまで…


今まで続けてきた葛藤など

全てが見えるからこそ、とても……


殺せんせー「先生からの話は以上でげふぅっ!!」
ケイト「大丈夫か!!??;」

殺せんせー「え…ええ;

やはり回復した分、重みがありまして;(たらーり)


それはそうと…

やはりケイトさん、あなたには視えていたんじゃ?


だからこそ、余計に

見て欲しかった私の弟子に、拒絶しないという選択を?;」


ケイト「…………

全部視えてたのは事実だけど
それで人って人格を決めていいって理由にはならないってのは知ってるよ。

だって、それで決めつけられてひどい目に遭ってきたからさ^^;


だから、余計にやっちゃいけないことだってのは理解してる。


私は、それが嫌いだからしたくなかった。

面と向き合って、ぶつからないと解らないものがあるって
身をもって、ちゃんと学んでるから(微笑」


殺せんせー「うんうん。

それならよかったげぼろっ!!」
ケイト「だから寝ろ!!;」

そう叫ぶ中


ぱぁん!!
殺せんせー「にゅっ!;」

シロ「まだ動けるじゃないか。

瀕死アピールも大概にしろ」

『!!』
イトナ「シロ!」


シロ「大した怪物だよ。
いったい1年で何人の暗殺者を退けてきただろうか…

最後は俺だ。
全て奪ったお前に対し、命をもって償わせよう」

殺せんせー「覆面を被り、声を変えた天才科学者…

やはり君か、柳沢」


それからシロは
触手細胞を埋め込んだ2代目を見せ、紹介してから

一緒に、去っていく…








はず、だった。




シロ「やはり、君だけでは役不足だったようだね。

一人で突っ走って」

カエデ「…」

それに、眉間にしわを寄せる中…


シロ「それでも、一つだけ果たしてくれたね」

『?』

その言葉に、?が浮かんだ。

正直、その意味が解らなかった。



シロ「よく彼女をここまで弱らせてくれた」

だぁん!!!


その言葉と共に放たれた銃弾は………






私の胸を、貫いた。

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