第19章 正体の時間
ケイトちゃんが、やられた。
そんな現実を受け止めていると同時に
触手に最後に横払いに殴り飛ばされて落ちてくる背を
二人が受け止めた中
カルマ「どけば?寺坂
どうせ胸しか興味ないんでしょ?(悪魔笑い」
寺坂「あほ抜かせ!!・・(怒」
カルマ「だから受け止めるなってば」肘ぶつける
寺坂「てめえが引っ張るな!」肘ぶつけ合う
渚「言ってる場合!?・・;」
そう張り合い続ける二人に、僕は思わずツッコんでいた。
そして、動きが止まっていた茅野に
目を向けてみると…
カエデ「あ…(震)
あっ…!(涙目&震)
あああああああああああああああああああああああ!!!!!!」
ケイトちゃんの血を浴びた茅野の悲痛な叫び声が響き渡り…
触手で再び殺せんせーを攻撃しだすも、顔色は良くなっており…
イトナ「生命力を分け与えたのか!」
ケイト「ああ、ごふっ!
こんな力でも、役に立つもんだな…」
震える自分の血に染まった左手を広げて見つめる。
拒絶されたはずの手は、今度は掴めた。
それが、ありありと伝わってきた。
ケイト「でも、暴走しちまった;」
渚「それでも、ダイブとマシになったように感じる…」
イトナ「ああ、触手の支配も少しだけだが弱まった。
決定打にならなかったのが惜しいな…」
ケイト「うっ;ごめん;」
渚「謝ることないって^^;
だって、おかげで茅野はマシになって…
っていうよりもケイトちゃんだよ!!(汗&真剣)
胸から血が出て、血も吐いて!!」
ケイト「えっと…;
自己回復の分も込みで考えて送ってたから大丈夫。
一応、無意識の内に大丈夫なように調整で来てたみたい。
ほら、もう完治してる」
それを見て、僕等は安心して一息ついた。
でも、まだ問題がある。
それは…
茅野の暴走を、どう止めるか……
杉野「何とかなんねえのかよ!
茅野が侵食されてくのを見てるしか…;(汗」
そんな中、いきなり出てきたのは…
殺せんせー「皆さん!」
『!!!??;』
殺せんせーの顔だった・・;
(6月18日PM11:34~19日AM2:15、362~377(16ページ)更新)