第2章 シルバーウィークの時間
渚「凄い…」
カルマ「え?」
カエデ「そんなに考え込んでたんだ」
カルマ「そりゃ考えるでしょ。
こういった時、得るべき教訓はといったら
『自分の基準を人に押し付けるな』かな。
あいつらの場合、逆恨みみたいなもんでしょ。
ケイトがうっかりやったことを、それをいつまでもずるずる引きずって
こういうことやったんだぜってひけらかして
少しでも悪い奴なんだぜって、必死に刷り込もうとばっかしてさあ。
見苦しいって自覚ないのかな?
そんなもんは
実際に面と向き合って、ぶつかり合わないと解んないじゃん。
見ると聴くとじゃ大違いっていうし。
どういう人かっていうことぐらい、自分で見極められるし。
そういうのは、自分で決めるもんでしょ。
人によって、そういう価値だって変わってくるもんだろうし。
ふあぁ~あ(手を口に当てる」
そう言いながら、腕を枕に眠りにつきかかり出した。
渚「…そうだね(微笑」
カルマくんなりに、ずっと考えてたんだ(微笑)
カエデ「私たちも寝よっか」
渚「頷)うん」
微笑み合いながら見つめ合い、眠りにつくことになった。
カルマくんの言葉を聴いている内、すっと何かが落ちてきた気がした。
だって…その通りだって、思ったから。
必死に考えて
自分の道を決めて、行動に示した。
それが、ふとカッコいいと思ってしまったんだ。
カエデ「面白い話といえば…
やっぱり、放課後のじゃない?
あの豪華料理を結局分けてくれたのもあったけど」
渚「ああ、あの時ケイトちゃんは
大喜びで食らいつこうとしてたけど、心配が先に出て来て
殺せんせーが見つめながらよだれ垂らしてたし^^;
放課後っていえば……
ああ!あの時の!!」
カエデ「そう!^^」
カルマ「ん?何々?(にや)
渚くんが女装でもした?(悪魔笑い」
渚「何でカルマくんはそっちの方へばっか行かせたがるの!!??・・;」
カルマ「え?似合うからに決まってるじゃん(微笑」
渚「さらりと言わないで!!・・;」
カエデ「あはは^^;」
そんな中、昔の出来事を思い出していた。