第19章 正体の時間
体育準備室
そこには、青いビーズがぶちまけられていた。
昨日の劇で使用したものだってことは、すぐわかったけれど…
渚「あ~;
派手にぶちまけたね(苦笑」
カエデ「うん^^;
片付けてたら、手が滑っちゃって;
川の表現に使ったビーズなんだけど、小道具会社の借り物でさあ」
渚「いいよ。二人で拾おう」
カエデ「ありがとう^^」
それから、僕等はビーズをこつこつ拾い始めていた。
すると、殺せんせーがやってきた。
そうして、一緒に拾うことに…
そんな中で、昔の時の話もしていた
けれど…
そんな平和は、長くは続かなかった。
昔のことを思い出しながら話していた時…
異変は
何の前触れもなく、突然起こった。
カエデ(私もこの教室で、いろんなことやれたな…
『楽しいけどちょっと憂鬱…泳ぎは苦手だし…』
『そうと決めたら一直線になっちゃうんだ。私^^』
『本当の刃は、親しい友達にも見せないものよ!(ウィンク』
またやるよ…?
プルンプルンの刃だったら、他にも色々持ってるから)
思い出す中、茅野は髪を下ろし
後ろ髪を、両手でかき上げていた。
そんな中、緑色の何かが首の後ろから生えて…
カエデ「気づかなかったね、最後まで(微笑」
殺せんせー「えっ!?落とし穴!?;」
そして落ちていく殺せんせーを追って、茅野もまた…
カエデ「大好きだよ、殺せんせー
死んで」
穴に飛び込んで、触手みたいなもので攻撃し続けていた。
渚「茅…野!?」
そう叫んで除く中、見えたのは…
必死に地上に出ようとする殺せんせーに対し
その触手を払い続ける、茅野の緑色の触手だった。