第18章 演劇の時間
律『二人の空間の息苦しさは
山の芝を燃やして出た、CO2のよう』
矢田が煙を出して、それを三村が扇いで広げていた。
ケイト「こっちもこっちで息苦しいいいいいい;;」
岡野「帯どめぐらい我慢して!!;」
ケイト「嫌だ死ぬうううう;」
倉橋「ほら!こういう時はあれ!
ひっひっふーひっひっふー」
ケイト「それ全然違う奴!!++;」
カルマ「見てて飽きないなあ^^
大好き♪(にやにや」
ケイト「あんまり嬉しくないわ!
この状況で言われても!!・・;」
そんなこんなで…
岡野&倉橋『やっとできた;(ふー』汗だく
ケイト「一瞬に近かったけど!?;」
カルマ「うん。
ケイトの裸に見入る暇もあまりなかったよねえ(微笑」
ケイト「わざと言ってんだろ、こら!・・(軽怒」
片岡「静かに。
台詞はないから安心して、戦闘だけやってて。
じゃあ、いってくる」
ケイト「…へ?;」
そんな中、劇の方では…
杉野「この桃は俺のもんだ…
夫婦の共有財産をどう分けるか、世帯主のわしが決める!!」
そう叫んだ直後、弁護士のマークと共に
スーツ姿の竹林と片岡に、光が降り注いだ。
杉野「うっ!!」
律『弁護士です』
竹林「奥さまの代理人を務めます。
以後の話は、我々を通していただくように」
片岡「桃の件ですが
婚姻関係はとうの昔に破綻しており、財産分与の基準日はもう過ぎたと考えられます。
モラハラの慰謝料を含むと桃1つでは足りませんよ」
そう、冷たく
低く、見下すかのように響く声の中
杉野「くっくうううううううっ」
両手で頭を抱えながら
凄い形相で汗を流し、歯ぎしりして震えていた。
ケイト「たらたら)すっごいリアル;」
カルマ「俺たちの番もそろそろだね。
警察が出てから後、すぐ出るよ?」
ケイト「え?うん」
これから起こることは、知られていないものばかりだった。