第17章 空間の時間
ケイト「はい!^^」
それに強く叫び、頷いた。
その姿も、真っ直ぐな眼差しも
あの頃から、全く変わっていなかった。
理事長「ちょうどいい。
夕暮れまで、バスケを楽しんでもいいかな?^^」
ケイト「うん!^^
私もやりたい!!(微笑&両拳握る」
そう言いながら、バスケのボールを取りに行った。
それから、夕暮れ時になって降りていくと…
そこには、車の隣に息子がいた。
浅野「その顔は、また負けたね?父さん」
理事長「…」
浅野「いやね、
この傷の慰謝料プラスA5ランクのステーキあたりで、
負けまくった父親を慰めてやろうと思いまして(微笑」
そう、傷を触りながら言う息子に
私は言葉をぶつけた。
理事長「君がどんなに成長しても、永久に私には勝てはしない」
浅野「なぜそう言い切れます?」
理事長「私も成長を続けるからだ。
教師として、親としてね(微笑」
浅野「…ふっ(微笑」
気付けば、私たちは笑っていた。
何か、言葉では言い表わせない感情が胸の中で渦巻いていた。
何なのか、それが問題ではない。
それよりも今は、少しでも楽しもう。
私もまた、学ばされたのかもしれない。
誰かと触れるうち
ぶつかり合ううち、お互いにない何かを学んで…(微笑)