第17章 空間の時間
殺せんせー「そして理事長。
このE組を作り出したのは他でもない、アナタなのですよ。
このナイフで殺せるのは私だけ。
人間の命を奪えと教えるわけがない。
殺すのではなく、生かす教育。
これからも、お互いの理想の教育を貫きましょう」
理事長「あなたも今、私のシステムを認めたわけですし
温情を持って、このE組は存続させることとします。
それと…
たまには私も、やりに来ていいですかね?」
殺せんせー「もちろんです^^」
ケイト「…校舎だけどさ。
神の力で一気に直した方g
『絶対ダメ!!!』
ケイト「…;
(何で全員から反対を受けたんだろ?;」
理事長「…やっぱり、君は似ているね(微笑」
ケイト「?」
理事長「バスケが好きな所も
真っ直ぐで、優しい所も…
最初に教えた生徒、池田君に」
ケイト「…」
理事長「もしも…彼が生きていれば
彼を強く教えていたら…
きっと、君のようになっていただろう。
強く、優しく、真っ直ぐな…
そんな君のように…(微笑」
そう微笑みながら、懐かしむかのように
そっと、その頭を優しく撫でてきた。
第一部・232~233、271ページ参照。
ケイト「?(きょとん」
そのしぐさも、きょとんとした表情も…
とても、それらに似ていたわけで。
理事長「また今度、バスケでもしないかい?
今度は私が
君と正面からぶつかり合いたい」
ケイト「頷く)うん!^^
何なら、今すぐでもいいよ?(ぱあ」
とっても嬉しそうに微笑む中…
理事長「Davieとのことは聴いた。
大変だったそうだね。
それでも、君はまだここに残りたいんだろう?」
ケイト「はい!」
理事長「…ならいい。
大切にしなさい。
『今』という時間は、永遠に続くわけではないのだから」
あの頃の幸せな時間が、永遠じゃなかったように…
いつまでも、大切な人がいるわけじゃないのだから……
といっても、本人の場合はきっと…
祖父母と両親を失った時から、解っていることなんだろうけどね(微笑)