第16章 期末の時間 2限目
そして、決戦の日…
A組『Eグミコロス…Eグミコロス…Eグミコロス…』
吉田「なんつう目してやがんだ…」
中村「恐ろしく気合乗ってるよ、A組。
カルマ勝てんの?」
カルマ「さーねえ。
本気で殺す気でいる奴がいたら、手強いけど」
2人の怪物に殺意を教育された生徒が
因縁に決着をつけるべく…
今、紙の上で殺し合う!
ここで無様な結果を出したら
たとえ、暗殺に成功しても
多分僕等は、胸を張れない。
僕等は殺し、先生が教えた暗殺教室。
教え通り、第二の刃を身につけたことを
ターゲットに報告できないままじゃ、卒業できない!
そう説き続けていく所…
殺せんせー「今回は授業の他にも
生徒同士で得意な科目を教えさせました。
人に教えることで、教える側もより深く理解ができ
何よりチームワークが強くなる。
特にカルマ君には効果てき面。
隙がなくなり、より完璧に仕上がりました(にや」
ビッチ「でも、相手の浅野君って子もやり手なんでしょ?」
殺せんせー「ええ。
彼は、今回はクラス強化の責任を外され
その分、一人で深く自分の刃を磨いてきた。
それもまた、強さの答えの一つ。
どちらが上回るのかは、私にもわかりません」
カルマ「みんなは焦らず解いてなよ。
「△」くらいは取れるはずだよ。
みんなの「○」は、俺がちゃんと取ってくるから」
そうして向かうのは、最終問題。
といっても…
ケイト「ふぃー。終わった;(汗拭う」
『はやっ!!!・・;』
ケイト「と。見直し見直し」
一人は既に解き終えており
一番のラスボスは、ケイトちゃんだと思ってしまった;
数学テスト最終問題。
生徒の半数はここまですら来れなかった。
残り時間で満点を出せる可能性を残していたのは…
この3人だけだった。
ケイト(原子構造知ってたらわかりやすいよなあ。
みんながみんな、違う反応を同じ分だけ持ってる。
同じ可能性を、いくらでも持ってる。
それに気付けて、世界が広がれば……
って思いを馳せてる場合じゃないっての!!;)
というか、それ以前に中学生の範囲をオーバーしてると思うけど;
その思考自体が;