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非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第16章 期末の時間 2限目




「あの人の授業を受けたら…逆らえる気がしない」

ケイト「?私は逆らってるけど」
『それはそれで別だろ!!;』


ケイト「だって授業受けたけどそうは思わんし。

第一さあ、それで人を差別するってのがどうなんだよ。


差別してくる奴はほっときゃ差別してくるし

それを強要するのがどうなんだって話なんだよ。


そういう所が昔っから気に食わないんだ!!

あのバカ理事長!!


…まあ、それをかたくなにするほどの出来事があったからかもしんないけどさあ(溜息」

「受けたことあるのに洗脳うけないって凄いな;」

「うん;百発百中なのにね;」

その頃、こちらではそう言い合っていた。


それから帰る時…

不破「理事長と殺せんせーってさ、何かちょっと似てるよね」


前原「どこが?」

不破「2人とも異常な力持ってんのに、普通に先生やってるとこ。

理事長なんて、あれだけ才覚があれば
総理でも財界のボスでも狙えただろうに」

たった一つの学園に専念してる。
そりゃあ、手強くて当然だよ」

カエデ「あれ?浅野君だ」

僕等の前に、浅野君が待っていた。


前原「なんか用かよ。偵察に来るたまじゃないだろうに」

浅野「こんなことは言いたくないが…君たちに依頼がある」

カルマ「んー?(微笑」


浅野「単刀直入に言う。

あの怪物を、君たちに殺して欲しい。


もちろん、物理的に殺して欲しいわけじゃない。

殺してほしいのは、あいつの教育方針だ。


次の期末で、君達E組に上位を独占して欲しい。

君達のようなゴミクズがA組を上回ってこそ、理事長の教育がぶち壊せる」


片岡「ひょっとして
お父さんのやり方を否定して振り向いて欲しいの?」

浅野「勘違いするな。

父親だろうが蹴落とせる強者であれ…


そう教わってきたし、そうなるよう実践してきた。


今のA組は…まるで地獄だ」

そう呟かれる声の中、ケイトちゃんが感覚共有を使って伝えてきた。


理事長「今日の授業はここまで。

復習を忘れないように」

そう、A組の教室を去っていく中には…


『Eグミコロス、Eグミコロス』と呟かれる、黒い表情のA組が残された。


殺気に満ちた教室、このままでは潰れてしまう。

そう危惧してのことだと、うっすらと感じ取れた。

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