第16章 期末の時間 2限目
12月…
殺せんせー「さ~て、この1年の集大成です!
次はいよいよ学の決戦です」
ケイト「あー。
そういや、E組がA組たちと教育同じの
ここ(2学期)までだったっけ。
その後は確か…
受験に向けての教育に変わるとか」
殺せんせー「そう!その通り。
トップを取る心構えはありますか?カルマ君、恵土先輩」
カルマ「さーねえ?
バカだから、難しいこと解んないや(微笑」
ケイト「えっと…
とりあえず、最後は全部満点で文句なし卒業したいな(微笑)
そのまま、NBA街道まっしぐらコースだし^^(ぐっ!」
左腕をまくりながら、拳を握り締めた。
とても嬉しそうに笑いながら語るそれに、僕等も笑った。
殺せんせー「二度頷く)うんうん^^
(自分らしさを持てず、将来に希望さえ持てなかった。
ただ、義務的にやるべきだと思い
思いやり、助け、自分のためには動けなかった。
そんなあなたに、目標ができたことが一番の喜びです^^」
そう頷く殺せんせーと同じことを、僕等も思ってたんだ。
殺せんせー「先生は一学期の中間の時
クラス全員50位以内という目標を課しましたね。
あの時のことを謝ります。
先生が成果を焦り過ぎたし、敵のしたたかさも計算外でした。
ですが、今は違う。
君達は、頭脳も精神も成長した。
どんな策略やトラブルにも負けず、目標を達成できるはずです。
堂々と全員50位以内に入り
堂々と本校舎復帰の資格を獲得した上で
堂々とE組として卒業しましょう」
杉野「そううまくいくかなぁ…」
『え?』
杉野「A組の担任が変わったらしいんだ。新しい担任はなんと…」
理事長「今日から、私が全ての授業を教えます。
よろしくね、A組のみんな」
殺せんせー「そうですか。とうとう…」
三村「正直、あの人の洗脳教育は受けたくないよ。
異様なカリスマ性と、人を操る言葉と眼力…」
杉野「授業の腕もマッハ20の殺せんせーとタメはるし」
殺せんせー「ひいいいいいい!!」
ケイト「何で白いハンカチかんでんの?;」
カルマ「嫉妬じゃね?」
その頃、A組の教室では
いつもより10倍わかりやすく、20倍早い授業が始まっていた…