第15章 これからの時間
そう、互いを見つめながら笑い合う二人を見て
僕は笑った。
机を挟んで、いすに座り合ったまま笑い合うそれは
指摘されれば恋人同士にも見えて…;
カルマ「殺してもいい?・・(キラン」
渚(ひとつ不安要素はあるけれど;)
そう思いながら、カルマ君が嫉妬しながら参加するのを見てた。
それから、浅野君が去ってからも
どんどん売っていって、気付けば…
奥田「まずいです!!
どんぐり麺、もうすぐ在庫なくなります」
ケイト「まだいけるっちゃいけるけど、ギリギリだな;」
殺せんせー「栗)ふむ。
いや、ここいらで打ち止めにしましょう(ばってん」
渚「でも、それじゃ勝てないよ」
殺せんせー「いいんです。
これ以上取ると、山の生態系を崩しかねない。
あらゆる生物の行動が縁となって、恵みになる
実感してくれたでしょうか。
君達が、どれほどの縁に恵まれてきたか(丸を作る)
教わった人、助けられた人。
迷惑をかけた人、かけられた人。
ライバルとして互いに争い、高め合った人たち」
岡野「あーあ。
結局今日も授業が目的だったわけね;」
村松「くそ…勝ちたかったけどな~」
そうして、片付けの準備をする中
矢田「あ、すみません、売り切れちゃっ…
あっ!!」
母「そう…
すごい人気だったのね」
渚「!あ…母さん」
それから、僕の母さんがやってきた。
渚「はい、最後の山ブドウジュース」
母「ありがとう。
凄いのね、あんたのクラス。
残りたがる理由も分かるわ(微笑」
渚「うん(微笑」
母「渚、この前の子の校舎での出来事ね。
あんたの背中を見て、思い知ったわ。
私の息子は、私とは別人だって。
私から卒業するって言ったのも虚勢じゃない。
それだけの力を、知らぬ間に身に付けていたんだって…
でもね、渚。
せめて成人までは一緒にいてよ。
そこから先は、好きに生きればいいから…
せっかくあんたの親になれたんだもん。
もうしばらく、心配させてよ」
渚「うん^^//」
そんな様子に、それを聴いた皆も笑っていた。
前の時の荒れ様も知っていたからというのもあっただろうけど…
単純に、今という瞬間がとても嬉しかった。