第15章 これからの時間
ケイト「名前なんて関係ない。
成績なんて関係ない。
それよりも、大事なものを知っている。
それは、お前という人柄だ^^」
そういった言葉をかけられて
もう2年…
僕がケイトちゃんに惚れていたことに気付いたのは…
ケイトちゃんを生き延びさせるための試練で庇って、突き飛ばした時だった。
(第一部・338ページ以降参照)
それで今…
ケイト「渚ってば!;
助けて渚あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!;(手を伸ばす」
(カルマに抱き締められたまま、手を伸ばしていた。
ドレスに着替えさせられていたわけで…;)
僕は今、幸せだ(微笑)
こんな人がいるって、知れただけじゃない…
だって…
一緒に居るだけで、とても幸せだって思えるから(微笑)
そう微笑む中
ケイト「助けろって言ってんだろうがあ゛あ゛あ゛;
食われるぞ!;
カルマに食われちゃうぞおおおおお!!;」
カルマ「ほら大人しくしないと噛み付くよ~?(悪魔笑い&にやにや」耳元ささやく
ケイト「誰か助けてえええええ;」
今日も平和な光景が広がっていた。
それから、助けに入ろうと動いてから
ウェディングドレスの裾を踏んで、転んだんだけど…
ケイト「!大丈夫か!?;(真っ青」
渚「あ、大丈夫!(起き上がる)
それよりも服が!」
ケイト「お前の体の方が大事に決まってんだろうが!!
こんな時に服の心配なんかすんな!!!(くわっ!!」
やっぱり、そういう風に怒ってくれる所は変わってなくて…
渚「ぽかん)……
(くす)ふっ…
そうだよね^^」
ケイト「当たり前だ!!
何考えてんだ、このバカ!!!
怪我がなくてよかったあ;(ほっ」
そう
胸に手を当てて、撫でおろすケイトちゃんが
とても愛おしくて…
あの時から惚れてたなんて、僕は気付かなかったんだ。
渚「あはは^^;」
そう笑ってから見て、僕は微笑んだ。
渚「ありがとう、ケイトちゃん^^」
今、こうやって一緒に居られることが嬉しくて
そんなに思ってくれることが嬉しくて…
礼を言ったんだ。
それに関しては、ケイトちゃんも同じように想ってたらしくて
それが、僕にとっても嬉しかった。
こうして、学園祭の一日目は終わったんだ。