第15章 これからの時間
でも…
ケイト「お。お~い!!
久しぶり~!^^(手を振る」
帰り道、話しかけられた時はぎょっとした。
また…
皆と同じように、拒絶されて避けられるのが嫌だった…
怖くて、どうしようもなかった。
震えが、止まらなかった。
ガチガチと歯が鳴った。
心臓がバクバクと鳴る割に、血の気が引いていた。
けど…
ケイト「へぇ~。E組に落ちたのか」
渚「!!え?(それだけ?」
ケイト「ん?どうかしたの?」
渚「普通…避けるはずなんだけど」
ケイト「何言ってんだか…
どうなろうが、お前はお前だろ?
それ事大好きだ!^^
といっても、それほど深くは知らない!
そんでも…信頼出来るって思うんだ^^」
そう言ってくれる人なんて…
ホントに、初めてだったんだ…
僕がケイトちゃんに惚れたのは…
この後の言葉が、きっかけだった。
渚「…(微笑)
ありがとう^^」
ケイト「…(微笑)
少なくとも、お前が優しい奴だってことは解ってるよ」
渚「!え?」
ケイト「だってさ…
あんな風に差別されれば、誰だって怒るし殴りかかるぞ?」
渚「え!?;」
ケイト「ひどい目に遭わされたのに、やり返さないじゃん。
されたとしても、傷付けることを良しとしない。
そうすることができるのは、非常に難しいよ。
ただでさえ、人を傷つけるようなことをしても何とも思わない人が多いんだから!
第一、言葉のナイフで人を傷付けても
何とも思わん性格は解らん!!(唇尖らす」
渚「あはは^^;
(なんか、すっごく怒ってる;
誰に?;
もしかして僕?;(たらーり」
ケイト「ぷんぷん)ここで笑うよりも怒れよ!!
普通だったら怒ったっていいんだぞ!
っていうか、怒るべきだ!!
殴りかかったって文句言えないことを
あいつらはやってんだからさ!
A組もB組もC組もD組も!!本校舎の奴らめ(ぶうぶう)
それよりも何よりも許せんのは!
それをありにしてるくそ理事長だ!!(中指たてる」
ファックしながら、怒り心頭に叫ぶケイトちゃんを見て
僕は少し、嬉しくなった。
でも、それはまだ序章に過ぎなかったんだ。