第15章 これからの時間
前原「最高の学園祭にしようぜ!b(微笑&ウィンク」
そう、ケイトの肩を優しく叩いた。
ケイト「う…ん;(右腕で涙拭う」
それに、声をひきつらせながら頷く恵土を見て…
磯貝「よし、準備に取り掛かろう!」
『おー!!(拳あげる』
なぜか、一丸となっていた。
その気持ちは、解った。
誰もが味わうことでもあると同時に、理解者がいない上
相談できる人もいないことで、なおさらに辛かったのが見て取れた。
実際、E組は何かと差別されていた。
だが、相談できる仲間がいるからこそ救われた。
劣等感があって、自分なんてと卑下することもあった。
誰もが苦しく、各々の悩みを抱えていた。
それでも、今が楽しいと思えるのは…
それを共有する、大切な理解者であると同時に仲間となる存在があったからこそ……
だからこそ、皆は思っていた。
『今しか出来ないことを、いっぱいしよう!』と
今という時は、二度とやってこない。
今できることは、限られている。
時間は有限、いつまでも続くことなどはない。
それでも…
この絆だけは、過ごした日々だけは永遠に変わらない。
想い出となって、いつまでも残っていく。
忘れることはあったとしても
誰かが、きっと覚えている。
いつしか、互いにとって支えとなれていたように…
掛け替えのない場所として
掛け替えのない、大切な存在として
みんながみんな
各々を、そう感じていた……