第15章 これからの時間
そして…
最初の、学園祭に向けての一日目
ケイト「水流は把握したか?」
律「はい!魚の鮮度も同様にインプットしました(微笑」
ケイト「より新鮮なままの運び方としてだが
やっぱり揺らさない方が一番よさそうだ。魚だって酔うだろうし。
いっそのこと、上下に揺れるであろうことを想定して
衝撃を吸収すると同時に、採取した時の鮮度を保ったまま届けられる箱を開発しようか?」
律「そうですね。
それならば、箱の中を
伸縮性が高い、衝撃吸収するクッションで敷き詰めましょう」
ケイト「なら、αゲルだな」
律「はい!」
ケイト「どうせなら、一匹一匹で持ってくか?
『どんぐりを取りに行ってから、最短かつ最速で帰れる道』と
『新鮮な魚が取れる場所』とで交わるから
どんぐり班が帰ってくる時に寄ってもらうとか。
そして小分けできるようにしようか?
水を入れた上で、外の景色を見えるようにして
揺れも伝わり辛いように広く、酔い辛くしないとだよな」
律「なら、ガラスにしますか?」
ケイト「いや、シリコーンゲルで透明ケースを作ろう。
立方体の角となる部分だけをプラスチックなどで補強した方がいい。
その分、持ち運びに注意が必要になるけどね。
同じケースを作って、共通して使用するか。
そっちの方が届いた直後に中身を見なくても
外から見るだけで分かるし、調理に持っていく速度が上がる」
律「なら、裏山にある材料をもとに作れますが」
ケイト「頷く)任せろ。小さい時に一回やったことがある」
岡島「中学生のする会話じゃねえ;」
三村「あの二人だけで何人分仕事してるんだろうな;」
菅谷「無限大だろ;」
磯貝「後れを取るな!!
A組に勝つぞ!!(ぐっ!&ゴゴゴゴゴ」感化された
渚「こっちはこっちで珍しく燃えている!!;」
そう盛り上がる中…
一人が、ケイトに歩み寄って問いかけた。
カルマ「で、何でそんなに頑張ってんの?
珍しいじゃん、死にたくないとか言ってたのに」
『いきなり!!?;』
いきなり過ぎる問いかけに、思わず驚く中…
返ってきた答えは