第1章 カエデの時間
その後…
一週間後、土曜日に教室へ集まるように言われた。
カルマ「この頃
茅野ちゃんの家に、毎日一緒に帰って何かしてるみたいだけど…
どうしたの?
ケイト、もしかして隠してることがあるんじゃ?」
じーと見つめられながら言われた。
その昔、ケイトの両親と祖父母が幼い時に殺されていたことから
一人暮らしだったわけだが、カルマの両親が心配してくれて
ケイトが挨拶をしに行った時に
カルマが二人暮らしをしたいと言い出したことから
ケイトの所有する日本の家にて、共に暮らすことになっていた。
(旧校舎のある裏山もまた、ケイトの一族が所有する土地)
(第一部参照)
だが、最近となってはカエデの暗殺計画に付き合うために
カエデの家に入り浸ることが多く、不信に思われるのも当たり前で…;
ケイト「えっと…今日解るよ^^;」
カルマ「?」
そう言いながら苦笑するケイトに対し
まだ暗殺計画のことを解らないカルマは、疑問符を浮かべるばかりだった。
そしてそして…
全員が集まった後、教室にて
卵で暗殺の件が、教室に誰もに教えられることになった。
カエデ「ぶっちゃけ私も食べたい!!巨大プリン!!・・(キラーン!&ぐっ!!」
渚「それでケイトちゃん、眠ってるんだ;」
カエデ「色々と研究に協力してくれたんだ^^♪
バランスが崩れない形、型取り、
安息角から求められる、最も安定した流体の角度まで!(るんるん」
渚「そ…それって結構凄いんじゃ;
っていうか、安息角って何?;」
カルマ「あー。
滑り出さない限界の角度を表す工学用語のことだよ。
流体によっても、それらは各々変わってくるらしくてさ。
混ぜてるものによって、微妙に影響が現れたりするんだって」
渚「へー。よく知ってるね(微笑」
カルマ「そりゃそうだよ」
渚「え?」
その時、懐から取り出されたのは…
カルマ「ケイトのノートの言葉そのものだし(悪魔笑い」
渚「盗んだの!!??・・;」
カルマ「まっさかぁ~。
ちょっと借りただけだって(にやにや」
渚「完全にやばいんじゃ!?;」
カルマ「大丈夫大丈夫。まだ眠ってるし^^♪」
渚「そういう問題じゃないよね!!??;」
そんな中、
カエデ「プリン作るよー!!」
プリン作りを早速、一緒にすることになりました。