• テキストサイズ

非日常パラダイス・第二部【暗殺教室】

第14章 将来の時間




少しでもいいから、マシになって欲しいな。



また、小さい時みたいに

無邪気で、キャイキャイはしゃぎまわって…


一生懸命、自分を感情ごと殺すことで耐え抜いて

そうすることで、今まで頑張って生きてこれたんだろうけれど



あの頃のように、自分ってものを

少しずつでも、ひとかけらでも多く取り戻せたらいいなって…思ったんだ(微笑)



もう、失って欲しくない。

自分も、誰かも…


そう、思ってもいいかな?



ねえ?

ケイトちゃん…


この想いも

いつか、伝わるといいなぁ……(微笑)



そう思いながら

現在、一緒になって笑い合う皆を見て


僕は、笑った。



今という時に辿り着くまで

そうやって一緒になって笑ったり、はしゃいだり


下らない時を過ごして

それでも、とっても楽しそうに笑ったり…


ケイト「でも似合いそうなのになあ。
ナース姿にメイド、ウェディングドレスも似合ってたし」
渚「だから言わないで!!;

っていうか中村さんもカルマ君も何でコスプレ準備!!??・・;
っていうかどこから!?;」

その言葉にも、思いにも悪気がないことも知ってる。


とっても真っ直ぐなもので

それをぶつけられなくなっていた、昔のケイトちゃんも知っている。



だから…

余計に、こう思う。


もっともっと、笑って過ごしていられるようになって欲しいなって……(微笑)



それまでの環境が悪かったのなら

それを変えて、今は違うんだよって示したい。


それまで、感じることが多くてストレスだらけなら

その場しのぎでも、楽しい時間を増やしたい。



これから先、また

きっと、理解者が出るまで苦しくもなるだろう。


でも、それでも笑っていられる。



胸を張って

笑って、前を歩いていける。


そんな風になってくれたら

それ以上、安心なことはなくて…



変なとこもちょくちょくあるけど

大好きなんだ、やっぱり。



だからケイトちゃん…

ヒトとしての
温かさや優しさを、真っ直ぐにぶつけてくれて……

(E組になって、差別されてても

A組の時でも、優しく
いつものように、満面の笑みで手を差し伸べてくれた。


帰り道で一緒に笑った)



一緒に居てくれて

何より、出会ってくれて


本当に、ありがとうっ;

/ 440ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp